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WEBサイト制作2024年5月15日
ホームページの保守って何をすればいいの?費用の相場と注意点6つ
ホームページの保守は何をすればいいのかと悩んでいませんか?
保守と一言で言ってもその内容は多岐にわたるため、具体的に何が必要なのかが分かりづらいですよね。
ホームページの保守は、具体的には、以下のような項目を行っていきます。
このように多くの項目がありますが、自社に対応できるだけの知識がある方がいれば自社対応も可能です。
他方で、自社対応が困難であれば、保守管理を制作会社などに委託することになります。
しかし、どこまで委託するのかによって金額も大きく変わりますし、提示された通りに委託するだけでは多くのリスクを伴います。
実は、具体的に必要な項目を理解できていなかったがために提示されたままの契約に同意したものの、本来は必要ない項目まで含まれた割高な契約になっていたということもあるのです。
この記事をとおして、ホームページの保守がなぜ必要なのかと、その具体的な作業項目、委託する場合の費用・相場などについて知っていただければ幸いです。
今回は、ホームページの保守がなぜ必要なのかを説明した上で、その具体的な作業項目、委託する場合の費用・相場、運用に関する注意点について解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、ホームページの保守についてよく分かるはずです。
目次
1章 ホームページの保守はなぜ必要?
ホームページの保守とは、ユーザーが安心してWEBサイトを利用できるように、WEBサイトを改善し、最適化していくことを指します。
逆に言えば、保守を適切に行えていない場合多くのリスクがあるため、ユーザーを不安にさせ、信頼の喪失やサイトの離脱につながってしまうのです。
あくまで一部ですが、具体的なリスクとしては、以下のようなものがあります。
このように、最悪の場合ユーザーが詐欺の被害にあう原因にもなるのです。
そうならないためにも、ホームページを含むWEBサイトの保守は必要ですし、慎重に行っていく必要があります。
2章 ホームページの保守の作業項目8つ
ホームページの保守と一言で言っても、その内容は多岐に渡ります。
具体的には、以下の8つです。
それでは、順番に解説していきます。
2-1 項目1:サーバーの管理
ホームページの保守の作業項目の1つ目は、サーバーの管理です。
サーバーの保守派、ホームページの保守の中で最も重要な部分になります。
サーバーは、簡単に言うとホームページという家を建てるための土地のようなものです。
サーバーにWEBサイトを構成するファイルを保管し、ユーザーのサイトを表示するというリクエストなどをもとに、それに応える役割を担っています。
つまり、ホームページを作っても、サーバーがないとWEB上に公開することができないのです。
サーバーの管理は、構築・契約しているサーバーの種類によって対応が変わります。
具体的には、以下の2つです。
これらは、値段も必要な作業も大幅に異なります。
例えば、レンタルサーバーなら数千円/月で済みますが、クラウドサーバーで運用する場合、数万円/月必要になるのです。
そのため、知識のない方の場合には、レンタルサーバーとの契約が金銭的な負担も少なく、必要な作業も少なくなるため、レンタルサーバーの利用を強くお勧めします。
加えて、サーバーは一度契約すれば永久に使えるというようなものではなく、有効期限や契約期間があります。
レンタルサーバーの場合、1年などの間隔で契約を更新していく必要があるのです。
この更新に失敗すると、WEBサイト自体が表示できなくなりますし、ホームページの構成ファイルのデータも消えてしまいます。
そのため、定期的な更新を行っていく必要があるのです。
レンタルサーバーの場合、基本的に自動更新ができますので、自動更新するようにしておくのがおすすめです。
他にも、サーバーによってやり方が変わりますが、サーバー関連の保守の項目として、以下のようなことを行っていく必要があります。
2-2 項目2:ドメインの管理
ホームページの保守の作業項目の2つ目は、ドメインの管理です。
ホームページが家、サーバーが土地であると考えた場合、ドメインは住所であると言うことができます。
URLのhttpやhttpsに続く最初の部分のことです。
ドメインには以下のような種別が存在します。
独自ドメインは〇の部分に好きな文字列を入れたドメインであり、共有ドメインは、自分で設定した文字列である○に最初から決まっている△から先の部分が付く形になります。
共有ドメインは費用がかかりませんが、独自ドメインは年間1000円前後の維持費が必要になり、ものによっては100000円/年程度必要なものもあります。
ドメインもサーバーと同様、定期的に更新していく必要があります。
更新に失敗すると以下のようなリスクがあります。
このような致命的なリスクがあるため、自社管理をする場合、担当者を決めるなどして、だれが更新作業をするかを明確にし、慎重に管理するようにしましょう。
2-3 項目3:SSL証明書の管理
ホームページの保守の作業項目の3つ目は、SSL証明書の管理です。
SSLとは、インターネット上でのデータの送受信を暗号化して保護する仕組みのことです。
個人情報などの漏洩を防ぐことに貢献しています。
しかし、SSL証明書もサーバーなどと同様に、定期的に更新していく必要性があります。
もし更新を忘れてしまうと、アドレスバーに「保護されていない通信です」と言ったような警告が表示され、ユーザーの不信感につながります。
昨今ではホームページ全体にSSLを導入していることが前提となっているような風潮もあるため、こちらも確実に更新出来るようにしていきましょう。
以下のように、認証の種類によって必要な費用と認証の手軽さが変わります。
近年は無料で利用できるSSLも増えてきていて、無料のものでも大きな問題はありません。
ただし、有償SSLの場合、サポート体制が整っていたりホームページに掲載できるシールがあったりとメリットもあるので、それらも考慮してどれにするかを決めましょう。
2-4 項目4:CMS(WordPressなど)・プラグインのバージョンアップ
ホームページの保守の作業項目の4つ目は、CMS(WordPressなど)・プラグインのバージョンアップです。
WordPressなどの専門知識がなくてもホームページを更新できるシステムは、定期的な更新作業が必要になります。
WordPressはサイバー攻撃で狙われやすいため、特に注意する必要があります。
WordPressが狙われやすい理由は、以下のとおりです。
サイバー攻撃などに対して、WordPressは定期的にアップデートすることでセキュリティ上のリスクが軽減しています。
これは、WordPressなどで導入するプラグインに関しても同様です。
そのため、定期的にアップデート作業を行って、セキュリティ上のリスクを減らす必要があるのです。
ただし、アップデートをすることで、ホームページ自体の表示が崩れるなどの不具合が出ることもあるため、アップデート時には注意する必要があります。
2-5 項目5:ブラウザ・端末アップデートへの対応
ホームページの保守の作業項目の5つ目は、ブラウザ・端末アップデートへの対応です。
Google ChromeやSafari、Microsoft Edgeなどのブラウザや、端末のアップデートによって、自社のホームページが影響を受けるケースもあります。
例えば、ルビを振った文字を掲載していた部分が、ブラウザのルビ表示の方法の変化で、表示自体が崩れたり見栄えが悪くなったりするケースなどがあります。
そのため、基本的には問題ありませんが、適宜問題が起きていないかを確認し、影響を受けていれば対応をする必要がある場合があります。
2-6 項目6:ファイルの管理・バックアップ
ホームページの保守の作業項目の6つ目は、ファイルの管理・バックアップです。
企業のホームページの保守では、バックアップは必須の項目です。
近年はホームページのハッキングや改ざんが増えているため、万が一の場合にはバックアップからデータを復元する必要があります。
バックアップの方法は数多くありますが、万が一に備えて日頃から定期的なバックアップスケジュールを組んでおきましょう。
2-7 項目7:セキュリティ対策
ホームページの保守の作業項目の7つ目は、セキュリティ対策です。
セキュリティ対策も、保守における重要な項目の一つです。
近年では、サーバーやCMS(WordPressなど)の脆弱性やセキュリティホールを狙った攻撃が増えています。
ホームページの改ざんや情報漏洩などの被害は、企業の信頼や存続そのものにも大きな影響を与える重大な問題です。
そこで、セキュリティ対策を行い、年々巧妙化するサイバー攻撃に備えておく必要があります。
WordPressを導入しているホームページを例にすると、例えば、以下のような対策があります。
特にWordPressの場合、ログインページのURLを変更していないと、URLを予測して誰でも開くことができてしまいます。
そこから総当たりでパスワードを試され、不正アクセスから改ざんという流れで不利益を被ることがあるため、慎重に管理していきましょう。
WordPressであれば、セキュリティプラグインを導入すると管理しやすくなります。
2-8 項目8:トラブル対応
ホームページの保守の作業項目の8つ目は、トラブル対応です。
ホームページに何らかのトラブルが生じた場合、トラブル解消のための対応をしていく必要があります。
トラブルの原因を特定し、その対応を行う必要があるため、幅広い知識が必要になります。
一応、バックアップからの復旧を行える知識があれば、対応できる内容は多岐に渡るため、自分でできる場合もあります。
トラブル対応を外注する場合、その対応内容は制作会社によって違うため、契約前にしっかりと確認することが大切です。
3章 ホームページ保守管理の費用・相場
ホームページの保守管理の費用・相場は、依頼する内容によって大きく変わります。
具体的には、以下のようになっています。
これはあくまで一例であり、集客までの戦略も含めて依頼する場合、内容次第で価格は青天井になりますし、ここに記載した項目がなくても高額な費用を取っている場合もあるため、注意が必要です。
そのため、契約する場合は必ず依頼内容を確認し、その費用に見合った内容かどうかを確認するようにしましょう。
運用まで含めた費用の相場は、以下の記事で解説しています。
4章 ホームページの保守に関する注意点6つ
ホームページの保守を行っていくうえで、多くの注意点があります。
具体的には、以下の6つです。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 注意点1:サーバーとドメインは自社で契約する
ホームページの保守に関する注意点の1つ目は、サーバーとドメインは自社で契約することです。
サーバーとドメインの設定・運用を制作会社に依頼する場合であっても、契約そのものは自社で行うようにしましょう。
稀ではありますが、契約主体が制作会社になっているサーバーにドメインを取得し、ホームページをアップロードして運用する、という方法を取る会社があります。
この場合、サーバー・ドメインの契約主体が制作会社になり、費用を払って使わせてもらっているという形になってしまいます。
そうなると、以下のようなリスクがあります。
それに加えて、サーバーとドメインは、ホームページ制作終了後も継続的に更新していく必要があるものです。
自社名義の契約を代行してもらうだけだとしても、将来的にトラブルになる可能性があるため、基本的に自社で契約する方が手っ取り早く、リスクが少なくなるのです。
4-2 注意点2:ホームページ制作時から保守に関して考えておく
ホームページの保守に関する注意点の2つ目は、ホームページ制作時から保守に関して考えておくことです。
ホームページの保守は費用がかかるものであるため、どのような体制で運用するのかを想定しておき、どの程度のランニングコストが必要かをあらかじめ考えておきましょう。
加えて、ホームページの管理は制作した会社に依頼するのが手っ取り早いですが、制作会社が提供しているサービスと自社が想定している内容が合致しない場合があります。
また、場合によっては、他社が制作したホームページの管理は引き受けられないという会社も存在します。
そのため、ホームページ制作会社の選定の段階から保守や運用面まで視野に入れるようにしておき、後々困らないようにしておくことが重要です。
4-3 注意点3:必要な作業を明確にする
ホームページの保守に関する注意点の3つ目は、必要な作業を明確にすることです。
保守管理は、どこまで依頼するのかで費用が大きく変わるため、どの作業を依頼する必要があるのかを明確にすることが重要になります。
例えば、コンテンツの修正は自社で対応可能で、集客のコンサルティングまでは考えていないということであれば、管理費を最低限に抑えることができます。
そのため、実際に対応を依頼する必要がある作業は何なのかを確認し、その作業に対応してくれるのかを確認したうえで依頼するようにしましょう。
4-4 注意点4:月額固定費だけでなく、都度見積で対応可能な部分もある
ホームページの保守に関する注意点の4つ目は、月額固定費だけでなく、都度見積で対応可能な部分もあることです。
制作会社によりますが、月額固定の費用だけではなく、「何かあった際にその都度見積もる」という形で対応してくれる場合もあります。
そのため、場合によってはその料金体系の方が安くなる可能性があるのです。
とはいえ、知識が全くない方の場合、継続的な契約を結んでいた方がトラブル時などに相談しやすいなどの利点もあるため、それらも踏まえて検討していきましょう。
4-5 注意点5:CMS(WordPressなど)で何が出来るかを理解する
ホームページの保守に関する注意点の5つ目は、CMS(WordPressなど)で何が出来るかを理解することです。
ページの修正作業などは、WordPressなどを導入していれば解決できる場合があります。
しかし、WordPressなどは、更新できる範囲があらかじめ更新できるように制作されていた一部に限られる点に注意が必要です。
WordPressなどを導入するメリット・デメリットに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
4-6 注意点6:契約書の内容
ホームページの保守に関する注意点の6つ目は、契約書の内容です。
保守などの契約は、その都度の契約でない限り長期間にわたりやすいため、契約内容をよく理解しておくことが重要となります。
修正対応などには、「月最大○回まで/合計□時間までの対応」などといったような条件が付けられている場合が非常に多いためです。
具体的に注意しておかなければならない内容は、以下のような項目です。
免責事項は、「トラブル時にホームページを利用できなかったことによって発生した損害」などが記載されます。
ホームページを運用するうえで、トラブルが起きた際の影響範囲が大きくなってしまうものも数多くあります。
そのため、外注する際は、依頼内容とどこまで対応してもらえるのか、費用はどの程度かを確認することに加えて、依頼した内容に対する免責事項を細かく決めておくことが重要です。
5章 ホームページは保守だけでなく、運用も重要!
ホームページを運営するうえでは、ここまで解説してきた保守管理も重要ですが、運用についても考える必要があります。
ホームページは、公開することがゴールというわけではありません。
むしろ、公開してからが本番であると言えます。
公開後のユーザーの反応をGoogleアナリティクスなどを用いて分析しながら、細かい改善を繰り返していく必要があるのです。
特にホームページからの集客などを考えている場合は、分析と改善は必須の項目です。
改善を繰り返し、集客や信頼感の醸成、ブランディングのようなそれぞれの目的を果たすことができるホームページに育てていきましょう。
6章 自社管理しやすいホームページならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社では、WordPressを利用した自社運用しやすいホームページ制作に力を入れています。
WordPressを導入したWEBサイトは、あらかじめ定められたコンテンツ以外は基本的に更新できない場合が多いのが実情です。
リバティ・ベル株式会社では、プラグインを利用して、文字や画像のほとんどを編集できるようにする調整にも対応しています。
是非、自社で運用しやすいホームページを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
また、その後のご要望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのお見積もりも無料で承ります。
お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
今回は、ホームページの保守がなぜ必要なのかを説明した上で、その具体的な作業項目、委託する場合の費用・相場、運用に関する注意点について解説しました。
この記事の要点をまとめると、以下のとおりです。
この記事が、ホームページの保守は何をすればいいのかと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。