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WEBサイト制作2024年4月10日
ホームページ維持費とは?項目ごとの相場と安く抑えるポイント3つ
ホームページ維持費がいくらかかるのか悩んでいませんか?
ホームページ維持費は幅も大きく、内容も専門的になってしまいがちなため、相場が分かりづらいですよね。
結論から言うと、ホームページ維持費の相場は、月5000円~5万円程度です。
このように大きな幅がある理由は、ホームページの維持費は多くの項目をまとめて維持費と言われているためです。
維持費として扱われる具体的な項目は、以下のとおりです。
維持費以外の項目は、自社で対応できるのか、ホームページをどのような目的で運用していくかによって、必要になるかが変わります。
全て外部に委託してしまえば当然費用は高額になりますし、自社で対応できることは対応し、外部への委託を最小限することでその分の費用を抑えることができます。
そのため、自社の状況を踏まえて外部委託する範囲を検討し、委託をする場合、自社に適したプランになっているかを見極めることが重要となります。
実は、委託会社の提示してもらったとおりに契約をしたのはいいものの、本来は必要ない費用まで含まれてしまっていたということもあるのです。
この記事をとおして、ホームページ維持費の相場や維持費を抑えるためのポイントについて伝えることが出来れば幸いです。
今回は、ホームページ維持費の項目別の相場を説明した上で、注意点や費用を抑えるためのポイントについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、ホームページ維持費の相場がよく分かるはずです。
目次
1章 ホームページの維持費とは?
ホームページは、作ればそれで終わりというわけではなく、公開後、長期にわたって運用していくことになります。
個人的な趣味のWEBサイトなら、無料開設で維持費も無料というケースもあるでしょう。
しかし、企業や事務所、店舗のホームページとなると話は別です。
ホームページを運営していく場合、制作費用とは別にサーバー代などが必要になりますし、自社・自身で管理できる場合を除いて保守管理費用などの様々な費用も必要になります。
つまり、「WEBサイトの維持・運営・保守・管理を行うために必要な費用」が、ホームページの維持費となります。
2章 ホームページ維持費の種類4つ!種類別の費用・相場
ホームページの維持費の相場は、月5000円~5万円程度です。
これほど大きな幅がある原因は、必要になる費用がホームページに求める目的や役割によって変わるためです。
ホームページの維持費は、細かく分けると4つの費用に分類することができます。
具体的には、以下の4つです。
これらの費用は、以下の図のようにホームページの目的や役割によって必要になるかが変わります。
例えば、会社や事務所を知ってもらうこと目的とするなら、名刺代わりの役割でいいため、更新費まで必要になることになります。
他方で、ホームページから集客もしたいと考える場合、販促費もかかることになります。
このように、ホームページの目的や役割によって、必要な維持費の段階を考える必要があるため、相場に関しても項目ごとに考える必要があるのです。
各費用のそれぞれの相場は、以下の表のとおりとなります。
それでは、それぞれの費用について、詳しく解説していきます。
2-1 費用1:維持費【必須】
ホームページ維持費の1つ目は、維持費です。
これはホームページを公開しておくために必要になる費用であり、自社管理するとしても必要な費用です。
維持費の具体的な内訳は、以下の3つです。
それぞれの相場は以下の表のとおりになります。
それでは、順番に解説していきます。
2-1-1 維持費1:サーバー
維持費の内訳の1つ目は、サーバー費用です。
ホームページを「家」に例えると、サーバーは家を建てるための「土地」のようなものです。
これが無ければ、ホームページを作ったとしてもWEB上に公開することができません。
サーバーを使用するためには、以下のような方法があります。
自前のサーバーの構築は膨大な費用がかかりますが、レンタルサーバーは月1000円~4000円程度で利用できます。
そのため、特別な理由がない限りは、レンタルサーバーを利用しましょう。
レンタルサーバーは数多くあるため、特徴や強み、価格から取捨選択し、自分に合った会社との契約を検討していく必要があります。
2-1-2 維持費2:ドメイン
維持費の内訳の2つ目は、ドメイン費用です。
ホームページが家、サーバーが土地であると考えた場合、ドメインは住所であると言うことができます。
具体的には、URLのhttpやhttpsに続く最初の部分のことです。
ドメインには以下のような種別が存在します。
独自ドメインは〇の部分に好きな文字列を入れたドメインであり、共有ドメインは、自分で設定した文字列である○に最初から決まっている△から先の部分が付く形になります。
共有ドメインは費用がかかりませんが、独自ドメインは安いものでも年間1000円前後の維持費が必要になり、種類によっては年間4000円以上必要な場合もあります。
とはいえ、会社などのホームページの場合は、独自ドメインをおすすめします。
理由は、以下のとおりです。
安いからと安易に共有ドメインにしてしまうのではなく、メリットとデメリットを考慮して決めましょう。
2-1-3 維持費3:SSL
維持費の内訳の3つ目は、SSL費用です。
SSLとは、インターネット上でのデータの送受信を暗号化して保護する仕組みのことです。
個人情報などの漏洩を防ぐことに貢献しています。
URLで、httpの末尾にsがついてhttpsになっているWEBサイトは、SSLを導入しています。
昔はお問い合わせフォームや決済ページにのみ適用していましたが、近年ではすべてのページへの適用が推奨されているため、ほぼ必須の費用となっています。
以下のように、認証の種類によって必要な費用と認証の手軽さが変わります。
近年は無料で利用できるSSLも増えてきていて、無料のものでも大きな問題はありません。
ただし、有償SSLの場合サポート体制が整っていたりホームページに掲載できるシールがあったりとメリットもあるので、それらも考慮してどれにするかを決めましょう。
2-2 費用2:管理費
ホームページ維持費の2つ目は、管理費です。
ほぼ必須の項目ではありますが、自社で管理できる場合は不要な部分でもあります。
管理費には、以下のような項目が含まれます。
基本的にまとめて月額で請け負っている会社が多く、管理費としての相場自体は月5000~20000円程度です。
それぞれの項目の相場は、以下の表のとおりです。
それでは、各項目について順番に解説していきます。
2-2-1 管理費1:セキュリティ対策
管理費の内訳の1つ目は、セキュリティ対策です。
ホームページには様々なセキュリティリスクがあります。
例えば、以下のようなリスクです。
これらのリスクを防ぎ、安全にホームページを運営していくには、セキュリティ対策を講じる必要があるのです。
レンタルサーバーによっては、オプションとして下記のようなセキュリティ対策機能があります。
セキュリティ対策を外部に委託する場合でも、有料オプションとして上記のような機能を追加する場合でも、月1000~20000円程度必要になります。
本格的なホームページの運用をする場合や、個人情報を扱うような場合には、委託や自社管理にかかわらず、何かしらのセキュリティ対策を検討しましょう。
2-2-2 管理費2:WordPressなどのアップデート
管理費の内訳の2つ目は、WordPressなどのアップデートです。
WordPressなどの更新システムは、システム自体、テーマ(デザインの雛形)、プラグインなどを、定期的にアップデートする必要があります。
特にWordPressは、利用者が多いことから狙われやすく、定期的なアップデートを行うことによってセキュリティを維持しているのです。
この更新自体は管理画面などから簡単に行うことができますが、問題はアップデートによって、表示が崩れるといったようなトラブルが発生する可能性があることです。
自社でこのトラブル対応が可能なら、特に費用はかけずに自社でやってしまってもいいでしょう。
他方で、難しい場合は、WEBサイト制作会社などに依頼してしまうのが確実です。
アップデート作業の相場は、1回あたり5000~10000円程度になっています。
ただし、もしアップデートによってホームページ自体を改修する必要が生じた場合などは、別途費用が発生することもあるため、注意は必要です。
2-2-3 管理費3:不具合・バグ対応
管理費の内訳の3つ目は、不具合・バグ対応です。
ホームページは、時折バグや不具合が発生します。
例えば、以下のような不具合です。
これらはWEBサイトを構成するファイル自体の記述ミスや、サーバーやWordPress、プラグインのアップデートなどで起きる可能性があります。
特にWordPressの場合、自分で管理画面からファイルに追記してカスタマイズすることもできてしまうため、そこで記述ミスをしてしまって起きることもあります。
自社にWEBサイト制作の知識を持っている方がいれば、費用をかける必要はありません。
他方で、自社で対応できない場合は、WEBサイト制作会社に依頼してしまうのが確実です。
その場合、月単位で保守契約すれば月5000円~、1回限りで頼むなら2000~30000円程度が相場になります。
月額費用での契約は、サポート内容に注意する必要はありますが、随時対応してもらえるため、安心できるという利点があります。
2-3 費用3:更新費
ホームページ維持費の3つ目は、更新費です。
ホームページは、定期的に更新する必要があります。
定期的に更新していなければ、ページ内の情報が古くなり、会社としての信頼度にも悪影響を与えるためです。
とはいえ、記事などのコンテンツの追加や更新については、WordPressで構築していれば、知識がなくてもある程度自社で対応できます。
他方で、WordPressで更新できない部分を更新・カスタマイズする必要がある場合には、WEBサイト制作会社に依頼することになるため、費用が掛かります。
依頼する内容にもよりますし、あくまで相場ですが、1回ごとなら1000~30000円、月額なら1000~100000円程度です。
料金体系としては、以下のような2種類になります。
しかし、更新費用の相場は非常に曖昧であり、更新する文章や画像の量、更新頻度によっても金額が左右されます。
具体的な費用は依頼する会社にもよりますし、要望を伝えて見積もりを出してもらうまで分からない点に注意が必要です。
2-4 費用4:販促費
ホームページ維持費の4つ目は、販促費です。
ホームページから集客しようと考えている場合に、必要な費用になります。
販促費はどのような集客方法を取るかによって変わり、相場は5万円~になります。
具体的には、以下の方法があります。
それでは、順番に解説していきます。
2-4-1 集客方法1:SEO対策
販促費にかかわる集客方法の1つ目は、SEO対策です。
SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで、検索結果の上位に表示させるための施策のことです。
そのため、上位表示を目指すキーワードの難易度、費用の請求方式によって、相場は大きく変動します。
上位表示の結果に合わせた請求方式では、1日あたり数百円~数万円、月額固定なら月10万~100万円程度が相場となります。
しかし、以下のようなリスクもあるため、注意が必要です。
2-4-2 集客方法2:リスティング広告・ディスプレイ広告
販促費にかかわる集客方法の2つ目は、リスティング広告・ディスプレイ広告です。
リスティング広告とは、Googleなどで、特定のキーワードで検索した際に検索結果として表示される広告のことです。
ディスプレイ広告は、バナー広告とも呼ばれる、WEBサイトやアプリ上に画像などが表示される広告のことです。
どちらも広告費用をGoogleなどに支払う必要があり、内容によって値段は変動します。
これを外部に委託する場合の費用は、広告費用の20%程度が相場です。
3章 ホームページ維持費に関する注意点2つ
ホームページ維持費を考えるうえで、注意しなければならないことがあります。
具体的には、以下の2つです。
それでは、順番に解説していきます。
3-1 注意点1:依頼が必要な作業を明確化する
ホームページ維持費に関する注意点の1つ目は、依頼が必要な作業を明確化することです。
維持費の内訳は既に解説しましたが、それらのうち、どの作業が必要で、どの作業を依頼する必要があるのかを明確にすることが非常に重要です。
例えば、WordPressでホームページを構築しているため、更新作業は自分でできるというなら、更新費をカットすることができます。
他方で、WEBサイト制作の知識がなく、トラブル対応は難しいというなら、その管理に制作会社に依頼してしまった方が安心です。
実際に対応を依頼しないといけない作業は何で、管理を依頼しようとしている会社はどこまで対応してくれるのかを事前に確認し、依頼するようにしましょう。
3-2 注意点2:サーバー・ドメインは自社で契約する
ホームページ維持費に関する注意点の2つ目は、サーバー・ドメインは自社で契約することです。
サーバーとドメインの設定・運用を制作会社に依頼する場合であっても、契約そのものは自社で行いましょう。
稀にではありますが、契約主体が制作会社になっているサーバーにドメインを取得して、ホームページをアップロードして運用する、という方法を取る会社があります。
この場合、サーバー・ドメインの契約主体が制作会社になり、費用を払って使わせてもらっているという形になってしまいます。
そうなると、以下のようなリスクがあります。
それに加えて、サーバーとドメインは、ホームページ制作終了後も継続的に更新していく必要があるものです。
自社名義の契約を代行してもらうだけだとしても、将来的にトラブルになる可能性があるため、基本的に自社で契約する方が手っ取り早く、リスクが少なくなります。
4章 ホームページ維持費を抑えるポイント3つ
ホームページ維持費を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。
具体的には、以下の3つです。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 ポイント1:自社で対応する範囲を広げる
ホームページ維持費を抑えるポイントの1つ目は、自社で対応する範囲を広げることです。
自社で対応できる範囲が広ければ広いほど、制作会社に依頼する内容が減るため、維持費を抑えることができます。
極論を言ってしまえば、サーバー、ドメインという最低限の維持費を支払っていれば、ホームページ自体は表示できるのです。
そのため、更新作業は自社で行う、SEO対策や保守について勉強して自社管理にするという方法を取れば、最低限の維持費で運用できることになります。
また、そこまで大幅な管理でなくとも、自社に簡単なサイト更新ができるスタッフがいるということであれば、更新費用を支払う必要はなくなります。
自社で対応が難しい大がかりな変更や、難しい修正のみをその都度発注すればいいため、更新費用を大幅に削減することができるのです。
そのため、どこまでなら自社で対応可能なのかを考えていくことが、費用を抑えるうえで重要なポイントになります。
4-2 ポイント2:ホームページを自社更新出来るように制作しておく
ホームページ維持費を抑えるポイントの2つ目は、ホームページを自社更新出来るように制作しておくことです。
WordPressなどを用いて構築しているホームページであれば、専門知識がなくてもコンテンツなどを自社更新することができるため、その部分の更新費用が不要になります。
WordPressの場合、ヘッダーメニューなども自社で追加・削減できますし、プラグインも利用すればサイト内のほとんどの文字と画像の編集可能にもできます。
このようにWordPressなどの導入はメリットも多くありますが、初期費用が高額になるなどのデメリットも存在します。
とはいえ、想定しているホームページの運用年数を踏まえると、発生する更新費用の方が、初期費用よりも高くなる場合があります。
初期コストを重視するのか、ランニングコストを重視するのか、会社それぞれの事情を考慮したうえで検討しましょう。
WordPressなどの導入による具体的なメリット・デメリットについては、以下の記事で解説しています。
4-3 ポイント3:更新頻度を踏まえた料金プランにする
ホームページ維持費を抑えるポイントの3つ目は、更新頻度を踏まえた料金プランにすることです。
更新頻度を踏まえた料金プランにすることで、維持費を抑えられる場合もあります。
例えば、その都度依頼して5000円/回のプランと、月4回までで1万円/月のプランがあったとしましょう。
このような場合には、月1回しか更新しないような方の場合はその都度依頼する方がお得になりますし、月3回以上依頼するなら月額プランの方がお得になります。
そのため、想定される更新頻度と月額プランの内容などを比較して、自社に適しているかを見極めることが重要です。
5章 自身で更新しやすいホームページ制作ならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社では、WordPressを導入したホームページ制作に力を入れています。
WordPressを導入したWEBサイトは、あらかじめ定められたコンテンツ以外は基本的に更新できない場合が多いのが実情です。
リバティ・ベル株式会社では、プラグインを利用して、文字や画像のほとんどを編集できるようにする調整にも対応しています。
是非、自身で更新しやすいホームページを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
また、その後のご要望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのお見積もりも無料で承ります。
お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社6章 まとめ
今回は、ホームページ維持費の項目別の相場を説明した上で、注意点や費用を抑えるためのポイントについて解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、ホームページ維持費がいくらかかるのか悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。