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WEBサイト制作2024年4月11日
オウンドメディアマーケティングとは?成功させるためのポイント6つ
オウンドメディアマーケティングとはなにかと悩んでいませんか?
WEB上のマーケティングは様々な種類がある上に、どれも似たような名前をしているため分かりづらいですよね。
オウンドメディアマーケティングとは、企業ブログなどのような、企業が自社で保有するメディアであるオウンドメディアを通して行うマーケティングのことです。
オウンドメディアはマーケティングにおいて多くの活用方法があり、企業がオウンドメディアマーケティングに取り組むことによって、以下のようなメリットがあります。
このように多くのメリットがありますが、ただ闇雲にオウンドメディアを運用していればいいというわけではありません。
オウンドメディアマーケティングを成功させるためには、多くのポイントが存在します。
実は、高額な費用をかけてオウンドメディアを制作し、社内でどうにか運用したものの成果につなげることができず、ただ費用と労力を無駄にしただけになってしまったということもあるのです。
この記事をとおして、オウンドメディアマーケティングがどのようなものかや、成果につなげるためのポイントについて知っていただければ幸いです。
今回は、オウンドメディアマーケティングとは何かを説明したうえで、取り組むメリットや成果につなげるためのポイントについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、オウンドメディアマーケティングとは何か、よく分かるはずです。
目次
1章 オウンドメディアマーケティングとは?
オウンドメディアとは、自社で運営するメディアのことを指します。
オウンドメディアマーケティングとは、そのオウンドメディアを用いたマーケティングのことです。
近年は、このオウンドメディアマーケティングの重要性が上がってきています。
理由としては、WEB広告の成果が頭打ちになってきてしまっていることが挙げられます。
WEB広告が一般化したことによって、広告の数が激増しているうえに、広告に対するイメージがネガティブなものになってしまっているユーザーが増えているのです。
そのため、広告ではない自社のサイトを活発化させ、かつSEO対策になるオウンドメディアマーケティングが重要視されてきています。
その影響を受け、近年では会社公式サイト(コーポレートサイト)とオウンドメディアを一体化したホームページが一般化してきているのです。
2章 オウンドメディアのマーケティングでの活用方法4つ
オウンドメディアには、マーケティングにおいて多くの活用方法があります。
具体的には、以下の活用方法です。
それでは、順番に解説していきます。
2-1 活用方法1:リード獲得(新規顧客獲得)
オウンドメディアのマーケティングでの活用方法の1つ目は、リード獲得(新規顧客獲得)です。
新規顧客の獲得のために、オウンドメディアを活用する企業が数多くあります。
例えば、交通事故を得意としている弁護士であれば、困っている方が検索するであろう「交通事故 慰謝料」「交通事故 裁判」などのようなキーワードでコンテンツを制作します。
このようなキーワードで検索された際に上位表示されるコンテンツを制作できれば、ターゲットに効率よく情報を届け、問い合わせに誘導することが出来ます。
オウンドメディア上で問い合わせを獲得するためには、購買意欲が高かったり、真剣に悩んでいたりするユーザーに訴えかけることが重要になるのです。
単にPV数などの情報を見るのではなく、いかに比較検討している方が検索するキーワードで上位表示を獲得できるかが重要です。
それを踏まえて目的までの過程を整理して、どのように運用するかを考えていきましょう。
例えば、以下のような形です。
このように、課題解決までの過程を逆算して整理することで、オウンドメディアの活用方法が明確になり、運用がしやすくなります。
2-2 活用方法2:既存の見込み客や顧客との関係構築
オウンドメディアのマーケティングでの活用方法の2つ目は、既存の見込み客や顧客との関係構築です。
オウンドメディアは、新規顧客獲得だけでなく、獲得した後の見込み客とのコミュニケーションや、既存顧客との関係構築にも活用できます。
例えば、以下のような方法で活用できます。
オウンドメディアはコンテンツをストックすることができるため、様々な用途に使いまわすことが出来るのです。
2-3 活用方法3:認知拡大(ブランディング)
オウンドメディアのマーケティングでの活用方法の3つ目は、認知拡大(ブランディング)です。
オウンドメディアは、認知拡大やブランディングを目的とした施策としても活用できます。
ブランディングとは、具体的には、「〇〇ならこの会社(事務所)」と言ったようなイメージを持ってもらうことです。
例えば、検索を接点と定めて、その領域や問題でユーザーが求める情報を発信し、困った方が検索した際に最初に目にするようなコンテンツを作成したりすることで認知拡大を狙うことが出来ます。
ターゲットが興味を持ちそうなコンテンツや課題の解決につながるコンテンツを継続的に発信することで、会社名やサービス名などを知ってもらうきっかけを作ることができるのです。
2-4 活用方法4:直接的な収益化(マネタイズ)
オウンドメディアのマーケティングでの活用方法の4つ目は、直接的な収益化(マネタイズ)です。
広告事業を展開している場合などは、オウンドメディアを活用することで広告収益につなげることもできます。
例えば、掲載した広告経由で問い合わせや購入などの成果につながった際に報酬が発生するアフィリエイト広告などを活用して収益化を図ることが可能です。
オウンドメディアの運用の仕方によっては、自社事業に加えて、広告による直接的な収益化を行うことで収益を伸ばすこともできるのです。
3章 オウンドメディアマーケティングに取り組むメリット5つ
企業や事務所がオウンドメディアマーケティングに取り組むことで、多くのメリットを得ることができます。
具体的には、以下の5つです。
それでは、順番に解説していきます。
3-1 メリット1:発信内容をコントロールできる
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットの1つ目は、発信内容をコントロールできることです。
オウンドメディアは自社で運営するメディアであるため、当然、内容は自社で決めることができます。
SNSなども発信のタイミングや発信内容自体は自社で決められますが、文字数やフォーマットに制限があります。
しかし、オウンドメディアの場合、発信する情報の量や内容も、公開のタイミングも、全て自由です。
自社で発信内容をコントロールできることは、オウンドメディアマーケティングならではのメリットと言うことが出来ます。
3-2 メリット2:施策の柔軟性が高まる
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットの2つ目は、施策の柔軟性が高まることです。
オウンドメディアは、発信内容を自由に決めることが出来るため、自社の解決したい課題や運用目的に合わせて、自由に内容をカスタマイズすることができます。
そのため、既に解説した、以下のような活用方法を、全て1つのオウンドメディアで行うことも出来るのです。
また、マーケティング以外にも、採用活動を有利に進めるためのコンテンツの配信なども行うことが出来ます。
オウンドメディアは基本的に中・長期的な運用をすることになるため、その時々の状況に合わせて柔軟に施策を実施できることは大きな強みの1つとなっています。
3-3 メリット3:制作したコンテンツが資産になる
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットの3つ目は、制作したコンテンツが資産になることです。
オウンドメディア上で制作したコンテンツは、一度使ったらそれで終わりというわけではありません。
作ったコンテンツはオウンドメディア内に蓄積されていきます。
良質なコンテンツが蓄積されて行けば、そのコンテンツが会社の資産となるのです。
その資産があれば、広告のように費用をかけ続けることなく、新規顧客を獲得し続けることができる可能性もあります。
また、ユーザーの課題や悩みに寄り添ったコンテンツを発信し、蓄積していくことで、自社のサービスや商品の信頼にもつなげることもできるのです。
3-4 メリット4:広告費の削減につながる
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットの4つ目は、広告費の削減につながることです。
先程も説明したように、オウンドメディアに良質なコンテンツを蓄積することで、広告が無くても新規顧客を獲得し続けることが出来る可能性があります。
一度オウンドメディアを立ち上げてしまえば、広告費をかけずに情報を発信することができるのです。
成果を上げることが出来るオウンドメディアでは、キャンペーンの告知や新サービス・新商品の発表なども、広告費をかけずに打ち出すことが出来ます。
オウンドメディアを維持するために維持費や人件費はかかるものの、広告費と比べると安価であることが多く、費用対効果は抜群です。
3-5 メリット5:顧客とのつながりが強くなる
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットの5つ目は、顧客とのつながりが強くなることです。
オウンドメディアがあれば、検索やSNSなど、様々な接点に対応することが出来ます。
そのため、今までオフラインや広告でしか集客が行えなかった企業も、オウンドメディアを活用することで顧客との接点を増やすことが出来ます。
また、オウンドメディアはコンテンツの自由度も高いため、以下のような様々な顧客と接点を持つことも出来るのです。
このようなそれぞれのフェーズに分けてコンテンツを発信することで、継続的に自社の情報に触れてもらうことが出来、サービスの継続的な利用を見込むことが出来ます。
加えて、有益な情報を提供する質の高い多くのコンテンツの存在や接触回数の増加は、企業に対する信頼感の向上にもつながります。
4章 オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイント6つ
オウンドメディアは、ただ立ち上げてコンテンツを公開していけば成果が出るというわけではありません。
マーケティングまで考えている場合、以下のようなポイントを踏まえている必要があります。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 ポイント1:目的の明確化
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの1つ目は、目的の明確化です。
まず、オウンドメディアを運営することで何を目指すのか、どのような結果を求めているのかという目的を明確にしましょう。
オウンドメディアは、目的によって運用方法が大きく異なります。
例えば、「○○という強みがある」というブランディングをしたいといったものや、「お問い合わせを獲得したい」といったものなどです。
目的を明確化することで、オウンドメディア自体の構成や提供するコンテンツの統一感につながり、戦略を立てやすくなります。
4-2 ポイント2:ペルソナの設定
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの2つ目は、ペルソナの設定です。
ペルソナとは、見てもらいたいターゲット層に対して、さらに詳細な設定を付け加えた人物像のことです。
例えば、見てもらいたいターゲット層が、30代男性だったとしましょう。
そこに、以下のような背景情報を付け加えていきます。
このようなペルソナを決めておくことで、発信すべき読み手が明確になるため、コンテンツの内容も具体性を伴った明確なものになり、一貫性もできます。
加えて、オウンドメディア自体の制作を進めていく段階でも、必要なコンテンツや機能の洗い出しに役立てることができます。
4-3 ポイント3:目的達成までの導線を作る
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの3つ目は、目的達成までの導線を作ることです。
オウンドメディアを通じて最終的に目指している目的を達成するまでの導線を、あらかじめ作っておきましょう。
例えば、ブログ記事をとおしてお問い合わせを獲得したいと考えている場合には、以下のような導線が考えられます。
簡単にまとめると、「記事(→他の関連記事)→魅力を伝えるページ→お問い合わせフォーム」といったような導線を作るといった形です。
メルマガの配信などを考えている場合、この導線の中にメルマガ登録への誘導を組み込むこともできます。
顧客がこの導線をたどった際にどのような心理的変化をするか考え、どこに、どのように導線を引くのが効果的かを検討しましょう。
4-4 ポイント4:定期的なコンテンツの発信
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの4つ目は、定期的なコンテンツの発信です。
オウンドメディアは、良質なコンテンツを、定期的に公開していくことが非常に重要です。
ここでいう良質なコンテンツとは、ユーザーにとって有益であるという意味を指しており、下記のようなものが挙げられます。
極端に言ってしまうと、毎日数個の内容の薄い記事を配信する場合でも、非常に内容の濃い良質な記事を年に1回配信する場合でも、継続的に人を集めることができないのです。
継続的に成果を出すためには、質を落とさずに可能な範囲で、できるだけ高頻度でコンテンツを更新し続ける必要があります。
4-5 ポイント5:効果測定・PDCAサイクル
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの5つ目は、効果測定・PDCAサイクルです。
定期的にコンテンツを更新できるようになっても、それで終わりではありません。
きちんと効果測定を行い、PDCAサイクルを回して改善を繰り返していく必要があります。
効果測定には、ユーザーがどの程度サイトを訪問したかを測定するアクセス解析が欠かせません。
アクセス解析には、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどがよく使われます。
このようなツールを使い、オウンドメディアへのアクセス状況や流入キーワードなどを確認し、コンテンツやオウンドメディア自体の改善を繰り返していく必要があります。
4-6 ポイント6:短期的な成果は求めない
オウンドメディアマーケティングを成功させるためのポイントの5つ目は、短期的な成果は求めないことです。
オウンドメディアは、運用体制を確立して成果が出れば長期的な効果を見込めます。
しかし同時に、成果が出るまでに非常に時間がかかるものでもあるのです。
数日、数か月で効果が出るようなものではなく、年単位で少しずつオウンドメディアを成長させていく必要があります。
短期的な成果を期待して諦めてしまったり、見通しが甘く運用計画が頓挫したりすると、そのままオウンドメディア自体の運営の停止という結果にもつながってしまいます。
そのため、オウンドメディアは中・長期的な視点で見ていかなければいけないものであるという認識を持ち、根気よく運営を続け、改善を繰り返していくことが重要です。
5章 オウンドメディアマーケティングの成功事例
オウンドメディアマーケティングは、様々な業界で導入することができます。
商品を提供するような企業でなくとも、相談と依頼が基本となる士業のような個人事業主でも行うことができるのです。
実際に成功している弁護士のオウンドメディアマーケティングとして、以下のような事例があります。
解雇などの労働問題で悩んでいる方に対する記事を更新することで、お問い合わせにつなげるという手法です。
チェッカーなどのツールをオウンドメディア内に設置することで、お問い合わせすることなく、ある程度の目安を知ることができるように工夫もされています。
このように、個人事業主や小規模事業者であっても、工夫次第でオウンドメディアマーケティングを成果につなげることが可能なのです。
6章 オウンドメディア制作ならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社は、オウンドメディアを含めたホームページの製作に力を入れています。
リバティ・ベル株式会社では、オウンドメディアの運営について圧倒的な経験とノウハウを確立しています。
知識がない方でも更新作業やSEO対策がしやすいように、利便性の向上に関しては特に注意を払い、使いやすさを追求するように心がけています。
是非、制作後にお客様自身で運用しやすいオウンドメディアを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
その後のご希望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのメールでのお見積もりも無料で承りますので、お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
今回は、オウンドメディアマーケティングとは何かを説明したうえで、取り組むメリットや成果につなげるためのポイントについて解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、オウンドメディアマーケティングとはなにかと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。