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WEBサイト制作2024年4月18日
ホームページ運用とは?代行費用と運用代行のメリット・デメリット6つ
ホームページの運用は何をすればいいのかと悩んでいませんか?
運用と一言で言っても、その内容は多岐に渡るため、分かりづらいですよね。
ホームページの運用は、以下のような業務が挙げられます。
これらの業務は専門知識を必要とする内容も多く、安易に全てを自社管理としてしまうのは大きなリスクを伴います。
しかし、運用代行を依頼するには費用がかかりますし、その費用も、依頼する内容によって大きな幅があるのが現状です。
加えて、運用代行にもメリットとデメリットがあるため、社内の状況と併せて考慮して、どこまで自社管理するのかを決めていくことが重要です。
実は、自社にWEBサイト制作の知識がある方がいるからと運用を自社管理にしたのはいいものの、その方が退職してしまい、誰もホームページに触ることができない状況になってしまったということもあるのです。
この記事をとおして、ホームページの運用は何をする必要があるのかといったことや、運用代行のメリット・デメリットについて知っていただければ幸いです。
今回は、ホームページ運用業務の内容と、運用代行のメリット・デメリット、運用代行の費用相場について解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、ホームページ運用についてよくわかるはずです。
目次
1章 ホームページの運用とは?
ホームページは公開したらそれで終わりというわけではありません。
ホームページの維持をしていくためには、運用していくことが必須となります。
ここでいうホームページの運用とは、以下の内容を行っていくために必要な作業のことを指しています。
ホームページを公開したまま放置してしまえば、サーバーなどの契約が切れて表示されなくなってしまいますし、古い情報を掲載したままでは閲覧者からの信頼を損ないます。
また、集客などをホームページからすることを目的としていた場合、継続的な調整や更新が必要不可欠となりますし、SEO対策などをしなければ成果を得ることはできません。
そのため、ホームページ公開後に、放置することなく運用をしていくことは必須であり、非常に重要なことなのです。
2章 ホームページの運用業務6つ
ホームページの運用には、最低限必要な業務と、目的によって必要になる業務があります。
具体的には、以下の6つです。
業務1~4までが必須の業務、5・6は集客まで考える場合に必要な業務となっています。
それでは、ホームページの運用業務について、順番に解説していきます。
2-1 業務1:保守管理
ホームページの運用業務の1つ目は、保守管理です。
保守管理とは、ホームページが正常な動作をするために必要な管理作業のことです。
具体的には、以下のような内容をまとめて保守管理と言っています。
各項目について順番に解説していきます。
2-1-1 サーバー・ドメインの維持・管理
保守管理業務の1つ目は、サーバー・ドメインの維持・管理です。
ホームページの開設・運用には、サーバーやドメインを契約する必要があります。
しかし、サーバー・ドメインはどちらも永続的に使用できるものではなく、定期的な更新が必要になります。
更新を忘れてしまうとホームページが表示できない状態になってしまうため、確実に更新作業を行っていく必要があるのです。
自社管理する場合は、担当者を決めるなどして誰が更新作業をするかを明確にし、慎重に管理する必要があります。
サーバー・ドメインについては、以下の記事で詳しく解説しています。
2-1-2 SSL証明書の維持・管理
保守管理業務の2つ目は、SSL証明書の維持・管理です。
SSLとは、インターネット上でのデータの送受信を暗号化して保護する仕組みのことです。
個人情報などの漏洩を防ぐことに貢献しています。
しかし、SSL証明書もサーバーなどと同様に、定期的に更新していく必要性があるのです。
もし更新を忘れてしまうと、アドレスバーに「保護されていない通信です」と言ったような警告が表示され、閲覧者の不信感につながります。
昨今ではホームページ全体にSSLを導入していることが前提となっているような風潮もあるため、こちらも確実に更新出来るようにしていきましょう。
SSLに関しては、以下の記事でも解説しています。
2-1-3 WordPressなどのアップデート
保守管理業務の3つ目は、WordPressなどのアップデートです。
WordPressなどの専門知識がなくてもホームページを更新できるシステムは、定期的な更新作業が必要になります。
WordPressの場合、サイバー攻撃で狙われやすいため、特に注意する必要があります。
WordPressが狙われやすい理由は、以下のとおりです。
そして、サイバー攻撃などに対して、WordPressは定期的にアップデートすることでセキュリティ上のリスクが軽減しています。
これは、WordPressなどで導入するプラグインに関しても同様です。
そのため、定期的にアップデート作業を行って、ホームページのセキュリティ上のリスクを減らす必要があるのです。
ただし、アップデートをすることで、ホームページ自体の表示が崩れるなどの不具合が出ることもあるため、アップデート時には注意する必要があります。
2-1-4 データのバックアップ
保守管理業務の4つ目は、データのバックアップです。
データのバックアップ管理は、保守管理業務の中でも非常に重要な業務になります。
データをバックアップしておくことで、故障や人為的なミスによるデータの消失はもちろん、ウイルスや悪意を持った改ざんを行われてしまっても、復旧することが出来ます。
WordPressの場合は、定期的にバックアップを自動で取ってくれるプラグインなどもあるので、それらの利用も検討して確実にバックアップを行うようにしましょう。
2-2 業務2:コンテンツの更新
ホームページの運用業務の2つ目は、コンテンツの更新です。
例えば、古くなった情報を更新したり、新しいコンテンツやQ&Aを追加したりといったことが挙げられます。
コンテンツの更新を怠ってしまうと、情報が古くなって閲覧者の信頼感に悪影響を与えるリスクがあります。
加えて、集客を考えている場合、更新されず放置されているホームページは検索上位に表示されにくくなるため、集客にも悪影響を与えてしまうのです。
そのため、定期的にホームページ自体の更新やコンテンツの追加・更新をしていく必要があります。
WordPressなどの更新システムを導入していれば、あらかじめ更新可能なように作っていた部分に関しては、知識が無くても更新できるようになります。
更新システムを導入していない場合、HTMLやCSSといったような専門知識を用いてホームページ自体の構成ファイルを更新する必要があるため、注意しましょう。
2-3 業務3:問い合わせ対応
ホームページの運用業務の3つ目は、問い合わせ対応です。
ホームページに問い合わせフォームがある場合や問い合わせ方法の記載がある場合、問い合わせへの対応が必要です。
問い合わせへの迅速な対応は、ユーザーから信頼を得る重要な要素の一つです。
問い合わせの内容は、商品やサービスに対する質問や苦情、メディア取材の申し込みや採用の応募など様々です。
そのため、内容によって担当者を明確にしておく、対応フローを決めておくなどしておくことなどが、迅速に対応するのに効果的な方法として挙げられます。
また、不足している情報があれば、そのままおざなりに対応するのではなく、メールや電話でヒアリングするなど、丁寧に対応していきましょう。
このように、ユーザーとのコミュニケーションを円滑にして満足度を高めるために、問い合わせ対応は重要な役割を担っています。
2-4 業務4:トラブル発生時の対応
ホームページの運用業務の4つ目は、トラブル発生時の対応です。
ホームページ運用は、不測の事態やトラブルへの対応も含まれます。
例えば、トラブルとして、「ホームページが表示されない」「表示が崩れる」などのような現象があります。
原因は時と場合に寄りますが、こういった状況になった際にすぐに気付ける仕組みを構築しておくことが重要になります。
トラブルに気付くことができるようにするための方法としては、以下のような内容が挙げられます。
トラブルを放置してしまうと、ホームページを見た方が会社自体に不信感を持つ可能性があるため、何かしらの手段を考えておきましょう。
また、トラブル対応は、WEBサイト制作などの知識がないとできない場合も多いため、どこまで自社対応できるのかなどを事前に把握しておくことも重要です。
2-5 業務5:集客作業(集客を考える場合)
ホームページの運用業務の5つ目は、集客作業です。
ホームページで集客まで考えている場合、集客作業をしていく必要があります。
具体的な方法としては、以下のようなものがあります。
つまり、ホームページにユーザーを誘導するための施策が必要になるのです。
もちろん、ホームページに誘導できても離脱されてしまえば意味がないので、良質なコンテンツをホームページ内に充実させておくことも重要です。
とはいえ、どれだけ見栄えのいいホームページでも、沢山の情報を載せた便利なページがあっても、ホームページを訪れてもらうことが出来なければ意味がありません。
そのため、良質なコンテンツを充実させるために更新作業をしていくこととは別に、ホームページ自体に人を集められるような施策を行っていく必要があるのです。
SEO対策の場合、ブログを更新することでWEBサイト制作の知識なしでも出来る場合があるため、どのような方法で行っていくかはホームページ製作段階から検討していきましょう。
企業ブログなどを通して行うマーケティングに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
2-6 業務6:アクセス解析・分析(集客まで考える場合)
ホームページの運用業務の6つ目は、アクセス解析・分析です。
ホームページからの集客を考えている場合、ホームページの更新・修正を行って改善を繰り返していく必要があります。
その目安となるのがアクセス解析です。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどを用いることで、ホームページを訪れたユーザーの行動や特性、流入経路などが分かるようになります。
これらを分析することで、ホームページをどのように改善すればいいのかを検討できるようになるのです。
定期的な分析と改善を繰り返すことで、ユーザーのニーズに合った価値のあるコンテンツを提供できるようになり、成果につなげやすくなります。
3章 ホームページ運用代行の費用・相場
ホームページ運用代行の費用は、どこまで依頼するのかで大きく相場が変わるため、細かく分けて考える必要があります。
ホームページ運用の費用は、以下のような図で考えることが出来ます。
この中で、サーバー費用などの維持費以外は、自社管理できなければ運用代行として依頼し、費用を払う必要が生じます。
各項目の相場は、以下のとおりです。
各項目に含まれる内容やさらに細分化した相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
4章 ホームページ運用代行のメリット・デメリット
ホームページの運用代行には、メリットもありますがデメリットもあります。
自社で対応困難な内容に関しては代行を依頼するべきですが、自社管理できる余地がある場合は、メリットとデメリットを考慮して、慎重に検討していく必要があります。
具体的な運用代行のメリット・デメリットは、以下の6つです。
これらは自社管理するメリット・デメリットと表裏一体であるため、デメリットを言い換えることで自社管理のメリットに、メリットを言い換えることで自社管理のデメリットになります。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 メリット1:社内リソースを割く必要がなくなる
ホームページ運用代行のメリットの1つ目は、社内リソースを割く必要がなくなることです。
運用代行を依頼すれば、人員・時間などの限られたリソースを割くことなく、ホームページを運用していくことができます。
自社管理する場合に必要になるリソースを他の重要な業務に集中させることができる点は、大きなメリットであるということができます。
4-2 メリット2:運用を経験豊富なプロに任せることができる
ホームページ運用代行のメリットの2つ目は、運用を経験豊富なプロに任せることができることです。
ホームページの運用代行を行っている会社はWEBサイト制作会社などであるため、WEBデザインやデジタルマーケティングなどの専門知識を持っています。
トラブル対応やマーケティングをその知識を活用して行っていくことができるため、自身で調べながら行うよりも効果的な対応が可能となります。
4-3 メリット3:定期的な更新と監視をしてもらえる
ホームページ運用代行のメリットの3つ目は、定期的な更新と監視をしてもらえることです。
運用代行の場合、契約に合わせた定期的な更新と監視をしてもらうことができます。
とはいえ、定期的な更新と監視自体は、自社管理する場合でも対応可能なスタッフがいて体制の確立ができてしまえば可能ではあります。
定期的な更新と監視を行うためのリソースが必要なく、体制の確立が不要になる点がメリットであるといえます。
4-4 デメリット1:継続的な費用がかかる
ホームページ運用代行のデメリットの1つ目は、継続的な費用がかかることです。
運用代行を依頼する場合、当然費用が掛かります。
自社管理する場合はサーバー代などの最低限の維持費だけでよかった部分が、毎月一定の費用がかかるようになってしまうのです。
小規模事業者や個人事業主の場合、この継続的な費用が無視できないデメリットとなってしまいます。
4-5 デメリット2:タイムリーに修正・更新ができない
ホームページ運用代行のデメリットの2つ目は、タイムリーに修正・更新ができないことです。
更新作業も含めて運用代行を依頼していたとしても、更新内容を伝えてすぐさま修正・更新ができるわけではありません。
自社管理している場合であれば数時間~1日で済むような作業でも、代行会社との意思の疎通や調整が必要になってしまうため、数日~一週間程度かかってしまう場合もあるのです。
大急ぎで更新しなければいけない場合、追加料金が必要になる場合もあります。
そのため、タイムリーな修正・更新ができないというのが、運用代行のデメリットの1つとなります。
4-6 デメリット3:品質に一貫性がない場合がある
ホームページ運用代行のデメリットの3つ目は、品質に一貫性がない場合があることです。
稀にではありますが、代行会社が提供する品質や効果に一貫性がない場合があります。
原因は代行会社の社内の状況の変化や担当者の変更など、多々あります。
ホームページの運用、特にマーケティングも含まれている場合、満足できる結果を提供してもらえない可能性がある点には注意が必要です。
5章 ホームページ運用に関する注意点3つ
ホームページ運用に関して、自社管理する場合でも運用代行を依頼する場合でも、注意しなければならない点があります。
具体的には、以下の3つです。
それでは、順番に解説していきます。
5-1 注意点1:サーバー・ドメインの期限切れ
ホームページ運用に関する注意点の1つ目は、サーバー・ドメインの期限切れです。
サーバー・ドメインは一度契約すればずっと使えるというものではなく、定期的に更新する必要があります。
期限が切れてしまった場合、ホームページが表示されなくなってしまうのです。
それだけではなく、サーバーの契約すら切れている場合は、ホームページの構成ファイル全てが消えてしまいます。
ドメインの期限が切れてしまった場合、契約しなおすこともできますが、それまでの間に他社に契約されてそのドメインの所有権を取られてしまうリスクもあるのです。
そのため、自社でこれらを管理する担当者を明確にし、行き違いで期限切れになってしまうなどのようなミスがないようにしましょう。
レンタルサーバーやドメインの提供業者の多くは自動更新機能を取り入れているので、何かしらの事情がない限り自動更新を切らないように注意しましょう。
5-2 注意点2:引継ぎ
ホームページ運用に関する注意点の2つ目は、引継ぎです。
ホームページの運用を自社で行う場合に注意しなければならないのが、引継ぎです。
運用担当者の退職や異動などで、担当者を変更せざるを得なくなることがあります。
しかし、ホームページの運用は多くの知識が必要なため、引継ぎに失敗してしまうと、誰もホームページを更新することができないという最悪な状況に陥る可能性もあるのです。
そのような状況に陥らないために、確実に引継ぎを行っていく必要があります。
失敗しづらい引継ぎの方法としては、運用方法のマニュアル化や引継ぎを十分に行えるほどの時間の確保などが挙げられます。
そのため、平時からマニュアルを制作しておくなど、万が一の事態に備えるようにしておきましょう。
5-3 注意点3:代行プラン・契約書の内容
ホームページ運用に関する注意点の3つ目は、代行プラン・契約書の内容です。
代行会社との契約は、その都度の契約でない限り長期間にわたりやすいため、契約内容をよく理解しておくことが重要となります。
運用代行は、「月最大○回まで/合計□時間までの対応」などといったような条件が付けられている場合が非常に多いためです。
具体的に注意しておかなければならない内容は、以下のような項目です。
免責事項は、「ホームページに掲載されたテキスト・画像の内容により生じた損害」や、「トラブル時にホームページを利用できなかったことによって発生した損害」などが記載されます。
ホームページを運用するうえで、トラブルが起きた際の影響範囲が大きくなってしまうものも数多くあります。
そのため、外注する際は、依頼内容とどこまで対応してもらえるのか、費用はどの程度かを確認することに加えて、依頼した内容に対する免責事項を細かく決めておくことが重要です。
6章 ホームページをどこまで自社運用するかは社内の状況を考慮することが重要!
ホームページ運用は、部分的に代行依頼をすることもできるため、どこまで外注するかを検討するかが重要です。
知識が全くなくて不安な場合や、社内リソースが足りず運用まで手が回らない場合は、費用をかけてでも外注を検討した方がいいでしょう。
他方で、費用的に厳しい場合などは、少しでも自社対応する範囲を広げることが重要になります。
とはいえ、外注は継続的な費用がかかりますし、自社で運用するには対応できるスタッフや管理するだけの時間などのリソースが必要不可欠になります。
そのため、運用代行のメリット・デメリットや必要な費用を踏まえたうえで、自社のリソースをどこまで割けるかを検討し、自社運用の範囲を決定するようにしましょう。
7章 自社運用しやすいホームページ制作ならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社では、WordPressを利用した自社運用しやすいホームページ制作に力を入れています。
WordPressを導入したWEBサイトは、あらかじめ定められたコンテンツ以外は基本的に更新できない場合が多いのが実情です。
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是非、自社で運用しやすいホームページを制作させていただければ幸いです。
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WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社8章 まとめ
今回は、ホームページ運用業務の内容と、運用代行のメリット・デメリット、運用代行の費用相場について解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、ホームページの運用は何をすればいいのかと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。