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WEBサイト制作2024年5月22日
オウンドメディア立ち上げの手順8つ!費用と成功のポイントも解説!
オウンドメディアはどんな手順で立ち上げればいいのかと悩んでいませんか?
オウンドメディアの立ち上げは、決めなければいけないことが多いため、どのように進めていけばいいのか悩んでしまいますよね。
オウンドメディアは、ただWEBサイトを作って更新していけばいいというわけではありません。
オウンドメディアを立ち上げる場合、適切な手順で進めていくことが重要です。
具体的には、以下の手順です。
オウンドメディアの立ち上げにはこのように多くのプロセスがあり、全体を見通しながら進めていく必要があります。
これらの手順がオウンドメディア立ち上げ・運用に必要な費用に影響を与えることがある上に、その後成功するかどうかにも関わってくるためです。
実は、制作会社にオウンドメディア立ち上げの相談をしたものの、言われるままに制作してしまい、高額な費用がかかった上に成果にもつながらないということもあるのです。
この記事をとおして、オウンドメディア立ち上げの流れについて知っていただければ幸いです。
今回は、オウンドメディア立ち上げの手順を説明したうえで、費用の相場や成功させるためのポイントについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、オウンドメディアの立ち上げについて、よくわかるはずです。
目次
1章 オウンドメディア立ち上げの手順8つ
オウンドメディアの立ち上げは、手順に則って進めていくことが重要です。
あらかじめ決めておかなければならないことが多々ある上に、事前に決めたことを踏まえて進めていかないと、費用が跳ね上がったり成果につながらなかったりするためです。
具体的な則っていくべき手順は、以下のとおりです。
それでは、順番に解説していきます。
1-1 手順1:オウンドメディアの目的を明確化する
オウンドメディア立ち上げの手順の1つ目は、オウンドメディアの目的を明確化することです。
オウンドメディアの立ち上げにおいて最初にしなければならないことは、オウンドメディアの目的を明確にすることです。
オウンドメディアが自社でどのような役割を果たすのか、何を達成するための手段なのかを考えていきましょう。
例えば、以下のような目的があります。
オウンドメディアに求める目的・役割によって、オウンドメディア自体のデザインはもちろん、コンテンツの構成・内容や立ち上げ後の戦略も変わります。
目的を達成するためには、目的を踏まえたうえで、デザイン・構築や戦略考案、コンテンツの企画・制作を行っていくことが重要となります。
そのため、最初に目的を明確化しておく必要があるのです。
1-2 手順2:ターゲット・ペルソナを設定する
オウンドメディア立ち上げの手順の2つ目は、ターゲット・ペルソナを設定することです。
オウンドメディアで訴えかけるターゲットと、そのターゲットのペルソナを設定しましょう。
ターゲットとは、見てもらいたい人の大まかな属性のことです。
例えば、自社のサービス・商品を売り込みたい対象が20~30歳代の男性であれば、20~30歳代の男性という属性をそのままターゲットとして扱うことができます。
このようなターゲットに対して、さらに詳細な設定を付け加えた人物像のことを、ペルソナと言います。
例えば、以下のような背景情報を付け加えていきます。
このようなペルソナを設定しておくことで、より具体的に戦略の方向性を確立することができ、効果的なコンテンツ制作が可能となるのです。
1-3 手順3:運営・コンテンツ戦略を練る
オウンドメディア立ち上げの手順の3つ目は、運営・コンテンツ戦略を練ることです。
目的、ターゲットが定まったら、どのように運営して、どのようなコンテンツを制作することでターゲットに訴えかけていくかを決めましょう。
具体的に決めるべき項目は、以下のとおりです。
ユーザーの行動予測をしつつこのようなことを決めていき、オウンドメディア全体で成果獲得までの流れを設計していきます。
オウンドメディアのサイト制作を外注する場合、価格帯にもよりますが、戦略設計に関しても相談に乗ってもらうことができる場合があります。
どのようなコンテンツを提供して成果につなげるかなどを、制作会社と相談しつつ進めるのもいいでしょう。
オウンドメディアでの集客の方法については、以下の記事で解説しています。
1-4 手順4:必要な機能を洗い出す
オウンドメディア立ち上げの手順の4つ目は、必要な機能を洗い出すことです。
必要な機能を洗い出すことで、目的達成に向けた機能を効果的に組み込めるようになり、オウンドメディアの利便性やユーザー体験の向上を見込むことができます。
あくまで一例ですが、ブログ形式のオウンドメディアを構築する場合に考えられる機能としては、以下のようなものがあります。
このような機能を組み合わせることで、運営側としては扱いやすく、読者側としては魅力的で快適になるため、効果的な情報発信につなげることができます。
ただし、闇雲につけたい機能を挙げればいいというわけではありません。
オウンドメディアの構築を外注する場合、つけたい機能の増加は工数の増加を意味するため、その分高額な費用が必要になってしまいます。
そのため、必要な機能に洗い出したうえで優先順位をつけ、予算を考慮しながら取捨選択していくことが重要です。
1-5 手順5:ドメイン・サーバー・CMSを選定する
オウンドメディア立ち上げの手順の5つ目は、ドメイン・サーバー・CMSを選定することです。
WEBサイトを「家」であるとする場合、ドメインは「住所」、サーバーは「土地」になります。
たとえオウンドメディアを作ったとしても、ドメインとサーバーがなければ公開することができないのです。
制作会社がサーバー・ドメインの取得を代行してくれることもありますが、基本的には自社で行うことを強くおすすめします。
これらは一度契約したら終わりというものではなく、オウンドメディアやWEBサイトが完成しても定期的に更新していく必要がある部分です。
そのため、代行を依頼してしまうと、以下のようなリスクがあります。
このようなリスクがあるため、契約の手間はかかりますが、自社で行う方が将来的なトラブルのリスクが少ないため、自社で行うことを強くおすすめしているのです。
サーバーとドメインに関しては、以下の記事でも解説しています。
CMSとは、WEBサイトを簡単に作成・管理できるシステムのことです。
専門知識がなくてもブログやお知らせなどを更新できるようになるため、WEBサイト運用の手間や時間、外注に割くコストの削減につながります。
オウンドメディアの自社運用を考えている場合、必須のシステムといっても過言ではありません。
WordPressが最も一般的ですが、それぞれに特色があり、有料のものも存在します。
予算や必要な機能で比較検討して、自社にあったものを選びましょう。
1-6 手順6:オウンドメディアを制作する
オウンドメディア立ち上げの手順の6つ目は、オウンドメディアを制作することです。
オウンドメディアを制作すると一言で言っても、企画・設計・デザイン・コーディングと、多くの項目を含んでいます。
外注・自作どちらの場合でも、基本的に自社でやるか否かというだけで行う作業自体に大きな差はありません。
外注する場合、以下のように進んでいくことになります。
このような流れで進んでいくことになりますが、外注する場合であっても、ただ任せればいいというわけではありません。
制作会社もヒアリングなどで状況の把握に努めますが、どんな目標なのか、どんな対象に訴えかけるのか、どんな機能を想定しているのかは、クライアント側からも発信してくれなければ完璧に把握することは難しいのです。
そのため、ここまでで決めてきた内容を制作会社としっかりと共有したうえで、目標やコンセプト、ターゲットを意識したデザイン・構築にするように心がけましょう。
制作の流れに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
1-7 手順7:コンテンツを制作する
オウンドメディア立ち上げの手順の7つ目は、コンテンツを制作することです。
オウンドメディアの公開に合わせて公開したいコンテンツがある場合、このタイミングでコンテンツの制作を行うことになります。
ブログの場合であれば、以下のような流れでコンテンツを作っていきましょう。
SEO対策とは、検索結果の上位に表示するための対策のことです。
オウンドメディアへの流入経路として、検索エンジンからの流入が最も一般的であるため、SEO対策を踏まえた制作が基本となります。
コンテンツのSEO対策の具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
1-8 手順8:オウンドメディア公開
オウンドメディア立ち上げの手順の8つ目は、オウンドメディア公開です。
オウンドメディアの公開に合わせて公開したいコンテンツの入稿まで済んだら、オウンドメディアを公開することになります。
ただし、公開前には不具合が起きていないかなどを必ずチェックするようにしましょう。
リンク切れや文字化け、画像・動画の表示崩れなど、隅々までチェックすることが重要です。
また、スマートフォンに最適化した表示にするレスポンシブデザインにしている場合、その表示確認も必要です。
レスポンシブデザインや動作の確認方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
これらを確認したうえで、オウンドメディアを公開しましょう。
公開したらホームページやSNSなどで、オウンドメディアができたことを周知しておくといいでしょう。
2章 オウンドメディア立ち上げ・運用の費用・相場
オウンドメディア立ち上げに必要な費用には、大きな幅があります。
外注している場合、オウンドメディアの目的や内容によって、制作の工数が増えることになり、費用が変動するためです。
具体的な立ち上げの相場は、以下のとおりです。
立ち上げから継続的に必要になる運用費用まで含める場合、その幅はさらに大きなものになります。
運用費用の場合、どこまで外注するのかによって費用が大幅に変わるためです。
運用費用の相場は、以下のとおりです。
また、これらとは別にコンテンツ制作まで外注する場合、1記事5万円前後は必要になります。
専門的な内容の記事の執筆や写真撮影、専門家によるチェックなどが必要な場合、さらに金額が上がることになるので、注意が必要です。
オウンドメディア立ち上げ・運用費用に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
3章 オウンドメディア立ち上げを成功させるポイント6つ
オウンドメディアの立ち上げを成功させて成果につなげるためには、踏まえておくべきポイントが多々あります。
具体的には、以下のとおりです。
それでは、順番に解説していきます。
3-1 ポイント1:立ち上げ前から運用について考えておく
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの1つ目は、立ち上げ前から運用について考えておくことです。
オウンドメディアの運用に必要な作業工数は膨大です。
記事の制作、更新作業、分析・改善とすべての作業を外部に委託している場合、記事制作や更新の頻度によっては月100万円以上かかるということもあり得ます。
ここまで費用はかからないことが多いですが、それでも毎月まとまった金額が発生してしまいます。
金銭的な負担からオウンドメディアの運営を継続することができず、オウンドメディアの停止・閉鎖という結果になってしまっては本末転倒です。
他方で、自社で対応できる範囲が広ければ外注できる項目が増えるため、運用費用を抑えることはできます。
極論を言ってしまえば、サーバー・ドメインという最低限の維持費だけ支払っていれば、オウンドメディア自体の表示はできるのです。
そこまで大幅な管理でなくとも、自社に簡単な更新ができるスタッフがいるということであれば、更新費用を支払う必要はなくなります。
自社で対応が難しい大がかりな変更や、難しい修正のみをその都度発注すればいいため、更新費用を大幅に削減することができるのです。
とはいえ、社内のリソースを使っての運用をするということになるため、人件費は発生することになります。
そのため、社内にオウンドメディアのチームを作って人的リソースを使って運用するのか、委託費用を払って外注するのか、どこまで外注するかは、立ち上げ前から考えておくことが重要です。
3-2 ポイント2:予算は構築から運用までセットで考える
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの2つ目は、予算は構築から運用までセットで考えることです。
運用費用を抑えるためには自社更新を行うことが重要になることは、既に説明しました。
しかし、知識なしで自社更新をしようとする場合、WordPressなどの簡単に更新できるシステムであるCMSを組み込んだ構築が前提となります。
CMSを組み込んだオウンドメディアの構築というのは、組み込まない場合に比べて高額になってしまうのです。
そのため、運用費用を抑えることはできますが、その分オウンドメディア構築費用が高額になってしまいます。
他方で、外注にするからと更新システムを組み込まない場合、運用費用として毎月まとまった金額を支払う必要があります。
構築費用は安価で抑えられる一方で、オウンドメディアは短期間で成果が出るものではないため、年単位の期間で毎月費用が発生します。
つまり、立ち上げと運用を完全に切り分けて考えてしまった場合、ランニングコストを取るのか、初期費用を取るのか選択を迫られる状況になってしまうのです。
そのため、オウンドメディアの費用は立ち上げ、運用と分けて考えるのではなく、オウンドメディア立ち上げから運用までを見据えて、トータルで考えることが非常に重要になります。
更新機能を取り入れてランニングコストを抑えつつ、構築に関しては別の部分で節約するなどのような視点が必要になるのです。
オウンドメディア立ち上げ・運用費用を節約するコツに関しては、以下の記事で解説しています。
3-3 ポイント3:SEO対策
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの3つ目は、SEO対策です。
オウンドメディアへの流入経路として検索エンジンを挙げていた場合、SEO対策が必須となります。
いくらコンテンツを制作しても、検索結果の上位に表示されないのであれば、ユーザーに見てもらうことはできないためです。
ただ興味深い記事や読む人を惹きつけるような記事を作っても、見てもらえなければ意味がないのです。
加えて、SEO対策が必要なのは、ブログなどのコンテンツに限ったことではありません。
検索エンジンから評価されるためには、オウンドメディア全体の構築や、被リンクなどのような外部サイトからの施策も重要になるのです。
具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
3-4 ポイント4:継続的なコンテンツの更新
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの4つ目は、継続的なコンテンツの更新です。
オウンドメディアは、立ち上げればそれで終わりというわけではありません。
良質なコンテンツを定期的に公開していくことが非常に重要なるのです。
良質なコンテンツとは、ユーザーにとって有益であるという意味を指し、下記のような記事が挙げられます。
極端に言えば、毎日数個の内容の薄い記事を配信する場合でも、非常に内容の濃い良質な記事を年に1回配信する場合でも、継続的に人を集めることができないのです。
継続的に成果を出すためには、質を落とさずに可能な範囲で、できるだけ高頻度でコンテンツを更新し続ける必要があります。
3-5 ポイント5:データ分析に基づく改善
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの5つ目は、データ分析に基づく改善です。
定期的にコンテンツを更新しても、それで終わりではありません。
きちんと効果測定を行い、PDCAサイクルを回して改善を繰り返す必要があります。
効果測定には、ユーザーがどの程度サイトを訪問したかを測定するアクセス解析が欠かせません。
アクセス解析には、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどがよく使われています。
これらを使うことで、オウンドメディアへのアクセス状況や流入キーワードなどを確認し、コンテンツやオウンドメディア自体の改善を繰り返していくことが重要なのです。
3-6 ポイント6:長期的な視点での運用
オウンドメディア立ち上げを成功させるポイントの6つ目は、長期的な視点での運用です。
オウンドメディアは、運用体制を確立して成果が出れば長期的な効果を見込むことができます。
しかし、成果が出るまでに非常に時間がかかるものでもあるのです。
数日、数か月で成果が出るようなものではなく、年単位で少しずつオウンドメディアを成長させていく必要があります。
短期的な成果を期待して諦めてしまったり、見通しが甘く運用計画が頓挫したりすると、そのままオウンドメディア自体の運営の停止という結果につながってしまいます。
そのため、オウンドメディアは長期的な視点で見ていかなければいけないものであるという認識を持ち、根気よく運営を続け、改善を繰り返していくことが重要です。
4章 オウンドメディアの成功事例
オウンドメディアは、様々な業界で導入することができます。
商品を提供するような企業ではなくても、相談と依頼が基本となる士業のような個人事業主でも行うことができるのです。
実際に成功している弁護士のオウンドメディアの事例として、以下のようなオウンドメディアがあります。
解雇などの労働問題で悩んでいる方に対するコンテンツを提供することで、お問い合わせにつなげるという手法です。
このように、個人事業主や小規模事業者であっても、工夫次第でオウンドメディアを成果につなげることができるのです。
5章 オウンドメディア構築ならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社は、オウンドメディアの製作に力を入れています。
リバティ・ベル株式会社では、オウンドメディアの運営について圧倒的な経験とノウハウを確立しています。
知識がない方でも更新作業やSEO対策がしやすいように、利便性の向上に関しては特に注意を払い、使いやすさを追求するように心がけています。
是非、制作後にお客様自身で運用しやすいオウンドメディアを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
その後のご希望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのメールでのお見積もりも無料で承りますので、お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社6章 まとめ
今回は、オウンドメディア立ち上げの手順を説明したうえで、費用の相場や成功させるためのポイントについて解説しました。
この記事の要点をまとめると、以下のとおりです。
この記事が、オウンドメディアはどんな手順で立ち上げればいいのかと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。