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WEBサイト制作2024年4月19日
オウンドメディアのSEO対策とは?具体的な対策と実施時のポイント3つ
オウンドメディアでのSEO対策とは何かと悩んでいませんか?
SEO対策は曖昧な部分も多いですし、オウンドメディアで何をしなければいけないのかも分かりづらいですよね。
オウンドメディアを最大限活用するためには、SEO対策が非常に重要な役割を担っています。
その中でも、オウンドメディア運用時のSEO対策は、カテゴリごとに考えていくと分かりやすくなります。
具体的には、以下の3つのカテゴリです。
このようなカテゴリがあり、それぞれ多くの対策を行うことができます。
しかし、1つの対策を行ったらすぐに検索結果の上位に表示されるというわけではないため注意は必要です。
コンテンツSEOだけを行って良質な記事を作ったとしても、内部施策がおざなりだと評価されないことも多々あります。
加えて、SEO対策は短期間で効果が出るようなものではないため、何度も改善を繰り返して、少しずつ検索結果の上位表示を目指していくことが重要です。
実は、知識がない状態からSEO対策をなんとか勉強し、WordPressでそれらを踏まえた記事を制作しても、結果につながらず諦めてしまい、オウンドメディア自体の閉鎖に至ってしまうということもあるのです。
この記事をとおして、オウンドメディアにおけるSEO対策の具体的な方法と、行っていくうえでのポイントについて知っていただければ幸いです。
今回は、オウンドメディアにおけるSEO対策を説明したうえで、カテゴリごとの具体的な施策と行っていくうえでのポイントについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、オウンドメディアにおけるSEO対策が、よくわかるはずです。
目次
1章 オウンドメディアにおけるSEO対策とは?
オウンドメディアを最大限に活用するためには、オウンドメディア自体を成長させることが重要になります。
オウンドメディアでマーケティングをすることで、企業は多くのメリットを得ることができますが、オウンドメディアはすぐに成果につながるものではありません。
集客やブランディングなど、オウンドメディアを運用する目的は企業ごとに様々にあります。
しかし、どのような目的であっても、そもそもの見る人が少なければ成果を得ることができないのです。
成果を得るためには、オウンドメディア自体を成長させる必要があります。
そのオウンドメディアの成長という部分で重要な役割を果たすのが、SEO対策です。
SEO対策とは、検索エンジンへの最適化に向けた対策のことです。
具体的には、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにとって最適なWEBサイトにすることで、検索結果の上位に表示させ、アクセスを増やす取り組みを指しています。
SEO対策には多くの施策がありますが、それらを通してオウンドメディアへのアクセス数を増やすことで、オウンドメディアが成長し、成果につながっていくのです。
オウンドメディアマーケティングの活用方法やメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
2章 オウンドメディア運用時のSEO対策のカテゴリ3つ|カテゴリごとの具体的な対策
オウンドメディアにおけるSEO対策は、大きく分けて「運用時」と「構築時」の2つがあります。
WEBサイト制作の知識がなくても、SEO対策の知識があれば可能なのが、「運用時」のSEO対策です。
オウンドメディア運用時のSEO対策としては、以下の3つのようなカテゴリに分かれています。
それでは、順番に解説していきます。
2-1 カテゴリ1:コンテンツSEO
オウンドメディア運用時のSEO対策のカテゴリの1つ目は、コンテンツSEOです。
コンテンツSEOとは、記事などのコンテンツ制作で行う施策のことです。
具体的には、以下の5つです。
それでは、コンテンツSEOの具体的な対策について、順番に解説していきます。
2-1-1 対策1:キーワード選定
コンテンツSEOの対策の1つ目は、キーワード選定です。
ここでいうキーワードとは、SEO対策を行い、検索結果で上位表示を目指す検索キーワードのことです。
取り上げる大まかなテーマが決まったら、関連するキーワードと検索ボリュームを調べていきましょう。
そうすることで、各キーワードがユーザーからどの程度関心を持たれているかが分かります。
関連キーワードを1つ1つ調べて書き出していたら、いくら時間があっても足りないので、ツールを使っていきましょう。
具他的には、キーワードを入れるだけで関連キーワードと検索ボリュームが分かるGoogleキーワードプランナーや、ラッコキーワード、Ubersuggestなどを利用する方法です。
検索ボリュームとは、そのキーワードがどのくらい検索されているかを示す数値です。
高ければ高いほど検索されているキーワードということですし、逆に低ければあまり検索されていないキーワードということになります。
つまり、検索ボリュームが高ければそれだけニーズがあるということになるのです。
とはいえ、ニーズが高すぎるとその分競合性も高くなるため、上位表示は難しくなります。
そのため、「ホームページ 相場」のような2単語の組み合わせで、検索ボリュームが100~10000程度のミドルワードを選ぶのも1つの手段です。
そうしてコンテンツのメインに据えるキーワードを選定していきましょう。
2-1-2 対策2:検索意図の考察
コンテンツSEOの対策の2つ目は、検索意図の考察です。
キーワードの選定が終わったら、そのキーワードを検索したユーザーがどのようなことを考えて検索しているかを考察しましょう。
いくら検索されているキーワードでオリジナリティのある記事を書くことができていても、ユーザーが求めている情報でなければ興味を持ってもらうことはできません。
ユーザーがどのような状況で、何を知りたいと思っているのかを踏まえた制作をすることで、ユーザーのニーズに合わせた適切なコンテンツの制作ができるようになります。
2-1-3 対策3:良質なコンテンツの制作
コンテンツSEOの対策の3つ目は、良質なコンテンツの制作です。
キーワード選定や考察が終わったら、コンテンツを制作していきます。
メインのキーワードはもちろん、ニーズのある関連する情報をより多くコンテンツ内に盛り込んでいきましょう。
とはいえ、ただ闇雲に情報を詰め込めばいいというわけではありません。
検索で上位表示されるためには、良質なコンテンツであることが求められます。
具体的には、以下のようなコンテンツである必要があります。
出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google
ニーズや検索意図を踏まえつつこれらのポイントを守ることで、質の高いコンテンツになりやすくなります。
既に上位表示されている競合が扱っているテーマも、ユーザーが求めている情報であることが多いため、参考にして取り入れつつ、独自性も持たせるように意識しましょう。
2-1-4 対策4:リライト
コンテンツSEOの対策の4つ目は、リライトです。
作成したコンテンツは公開したらそれで終わりではありません。
常識が変わったり新しい情報がでてきたりすると、内容が古くなってしまいますし、書いているときは大丈夫でもあとから読むと読みにくかった部分などがあるかもしれません。
それらを適宜修正・更新していくことで、質を高めていくことができます。
また、コンテンツ管理や柔軟に対応する姿勢を見せることで、ユーザーの好印象につなげることもできます。
2-1-5 対策5:分析ツールでのモニタリング
コンテンツSEOの対策の5つ目は、分析ツールでのモニタリングです。
公開した記事がどの程度機能しているか、効果があったかを確認する方法として、分析ツールを使ったモニタリングが効果的です。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールでアクセス数や流入キーワードの状況をチェックすることができます。
それを分析することで、コンテンツが評価されているかどうかを判断することができます。
得られた成果やユーザーのニーズなどのデータは、リライトや見直し、今後のコンテンツ作りなどの施策に活かせるはずです。
2-2 カテゴリ2:内部施策
オウンドメディア運用時のSEO対策のカテゴリの2つ目は、内部施策です。
内部施策は、オウンドメディア内で行う施策のことです。
具体的には、以下の6つが挙げられます。
それでは、内部施策の具体的な対策について、順番に解説していきます。
2-2-1 対策1:タイトルの最適化
内部施策の1つ目は、タイトルの最適化です。
タイトルを最適化することで、クローラーという検索結果に表示するためにWEBサイトの情報を収集するプログラムに、巡回してもらいやすくなります。
加えて、タイトルはコンテンツがどのようなものかを端的に示す重要なものです。
タイトルの書き方によっては、ユーザーにアクセスしてもらいやすくなります。
しかし、情報を詰め込み過ぎると分かりづらくなりますし、字数が多すぎれば検索結果画面では省略されてしまいます。
30字程度で内容を端的に示しつつ、ユーザーに興味を持ってもらえるタイトルにするように意識しましょう。
2-2-2 対策2:適切な内部リンクの設置
内部施策の2つ目は、適切な内部リンクの設置です。
関連性のあるページの内部リンクを適切に設置していくことで、ユーザーが欲している情報に辿り着きやすくできます。
リンク先のアクセス数を増やして、ページの評価を高めることができるのです。
他方で、関連性のないリンクを設置してしまうと、サイト内の導線が分かりづらくなり、どこに欲しい情報があるのか分かりづらくなってしまいます。
そうするとWEBサイト自体からの離脱につながり、Googleなどからの評価を下げることにもつながりかねません。
作成したコンテンツ内も含めて、適切な内部リンクを設置することで、分かりやすく、関連ページも含めて訪れてもらいやすいサイト構造を目指しましょう。
2-2-3 対策3:ページがインデックスされているかの確認
内部施策の3つ目は、ページがインデックスされているかの確認です。
インデックスとは、ページの情報が検索エンジンのデータベースに登録されることです。
基本的には自動でクローラーが巡回して登録されますが、立ち上げたばかりの頃などは、いくら待ってもインデックスされないということがよくあります。
ページがインデックスされていなければそもそも検索結果には表示されないため、確認はほぼ必須であるということができます。
確認の方法としては、Google Search Consoleの利用や、Google検索で「site:○○」と打ち込み、○○の部分に該当ページのURLを入力して検索する方法があります。
この2つのうち、より具体的な詳細が出るのはGoogle Search Consoleなので、そちらを利用することをお勧めします。
Google Search Consoleの場合、クローラーが巡回していなくても、URLを打ち込むことで直接インデックス登録の申請をすることができます。
待っても登録されないという場合、手動で登録申請してしまいましょう。
2-2-4 対策4:ディスクリプションの設定
内部施策の4つ目は、ディスクリプションの設定です。
ディスクリプション(meta description)は、検索結果のタイトルの下に表示される説明文であり、どのようなページなのかをユーザーに簡潔に伝えるものです。
ユーザーのアクセスを増加させるためには、上位や競合のページに見劣りせず、内容を端的に伝える説明文を、120文字以内を目安にまとめる必要があります。
ユーザーに興味を持ってもらえる説明文を書くことができれば、アクセスの増加につながるのです。
WordPressの場合、コンテンツの投稿画面から、そのコンテンツのディスクリプションを設定できるようにすることも可能です。
デフォルトではできませんが、プラグインの導入や構成ファイルの編集で可能なため、設定できるように調整しておくと設定が手軽にできるようになります。
オウンドメディア制作をWEBサイト制作会社に依頼している場合、相談してみてもいいでしょう。
2-2-5 対策5:画像はalt(代替テキスト)に説明を記載する
内部施策の5つ目は、画像はalt(代替テキスト)に説明を記載することです。
画像のalt(代替テキスト)は、以下の役割を持っています。
キーワードやテキストの内容と関連した画像を挿入することで、検索エンジンにも評価されやすくなります。
WordPressの場合、画像そのものにもコンテンツ内に設置した画像に対しても、代替テキストとして設定できるため、なるべく設定するようにしましょう。
2-2-6 対策6:表示・読込速度の向上
内部施策の6つ目は、表示・読込速度の向上です。
ページの読込速度が遅いと、ページ離脱率が上がってしまいます。
実際にGoogleが、「モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかる場合、訪問したユーザーの53%が閲覧を止めて離脱する」というデータを公表しています。
(データ出典:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed)そうならないために、表示・読込速度はなるべく早い必要があるのです。
表示・読込が遅くなる原因としては、「リンク・画像が多すぎる」、「画像自体の容量が大きい」など、多々あります。
画像やリンクは重要ですが、過度になりすぎたり関連の薄いものまで載せたりしないように注意しましょう。
画像の容量に関しても、あらかじめpngファイルを圧縮して容量を減らしておくのもいいでしょう。
2-3 カテゴリ3:外部施策
オウンドメディア運用時のSEO対策のカテゴリの3つ目は、外部施策です。
外部施策とは、オウンドメディア外で行う施策のことです。
具体的には、以下の3つが挙げられます。
それでは、順番に解説していきます。
2-3-1 対策1:高品質な被リンクの獲得
外部施策の1つ目は、高品質な被リンクの獲得です。
被リンクとは、外部のサイトに、自身のオウンドメディアへのリンクが設置されることを指します。
関連性の高いサイトや著名なサイト、公的な機関のような信頼性の高いサイトからの被リンクは高品質なものとして評価されます。
多くの良い被リンクを獲得できると、ページだけでなくサイト自体も信頼性の高いものであると検索エンジンから認識されるようになり、検索結果の上位に表示されやすくなります。
そのため、オウンドメディア自体の信頼度を高めるためには、高品質な被リンクを獲得することは必要不可欠なのです。
他方で、被リンクの売買や自作自演のようなガイドライン違反となる方法もあり、ガイドライン違反に該当する方法を取った場合、インデックスを解除されかねないため、注意が必要です。
Googleのガイドラインに関しては以下のページの「リンクスパム」の項目から確認できます。
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー2-3-2 対策2:SNS施策
外部施策の2つ目は、SNS施策です。
近年では、PCを持たずスマートフォンやタブレットから情報を集める方が多く、XやFacebookなどのSNSを使った宣伝が重要視されています。
SNS施策を行うことで、第三者によるサイト名の拡散などが期待できるのです。
SNS上で商品やサービスについて紹介されるだけでも効果が得られるため、被リンクよりも集客しやすいとも言われています。
拡散性の高いSNSをうまく活用することで、外部施策として十分な効果を期待することができます。
2-3-3 対策3:プレスリリースの配信
外部施策の3つ目は、プレスリリースの配信です。
プレスリリースとは、企業がマスメディアに対して、自社の新製品や新サービス、イベント開催などの最新の情報を提供する公式文書のことです。
主にメディア掲載をすることで、自社の認知度や信頼を向上させることなどを目的としています。
普通の広告とは違い、消去されない限り永久的に公開されるものでもあります。
そのため、プレスリリースメディアからの被リンクを受けやすいことから、高品質な被リンクを獲得しやすいという特徴もあります。
また、プレスリリースを閲覧した事業者やユーザーなどからの被リンク獲得も期待できるため、外部施策として取り入れている会社も少なくありません。
3章 オウンドメディア構築時のSEO対策7つ
オウンドメディア構築時にも、SEO対策として行うことができる施策があります。
具体的には、以下の7つです。
この部分に関しては専門知識が必要な内容が多いため、簡潔に解説していきます。
それでは、順番に解説します。
3-1 対策1:SSL
オウンドメディア構築時のSEO対策の1つ目は、SSLです。
SSLとは、インターネット上でのデータの送受信を暗号化して保護する仕組みのことです。
個人情報などの漏洩を防ぐことに貢献しています。
URLで、httpの末尾にsがついてhttpsになっているWEBサイトは、SSLを導入しています。
SSLを導入したサイトはGoogleに評価されやすいため、SEO対策になります。
SSLに関しては、以下のページでも解説しています。
3-2 対策2:XMLサイトマップの活用
オウンドメディア構築時のSEO対策の2つ目は、XMLサイトマップの活用です。
XMLサイトマップとは、サイト全体の構造を記した地図のようなものです。
WordPressの場合、プラグインを導入すれば手軽に運用できます。
XMLサイトマップのURLをGoogle Search Consoleなどに送信することで、インデックスされやすくなります。
また、インデックスされていないページやクローラーが巡回できていないページが分かるようになるため、修正作業がしやすくなります。
3-3 対策3:パンくずリストの設置
オウンドメディア構築時のSEO対策の3つ目は、パンくずリストの設置です。
パンくずリストとは、サイトを見ているユーザーの現在地を視覚的にわかりやすく示すナビゲーションのことです。
ページ上部に、「ホーム/ブログ/○○○」などのような形で設置されていることが多くなっています。
設置することで、ユーザビリティやクローラビリティの向上につながるため、SEO上の効果も期待できます。
3-4 対策4:構造化データマークアップ
オウンドメディア構築時のSEO対策の4つ目は、構造化データマークアップです。
構造化データマークアップとは、サイトの構成ファイルをクローラーが理解しやすい構造で記述することを指します。
クローラーを含めた検索エンジンは記述された言葉そのものを理解できるわけではないため、機械が理解できる構造で記載するということです。
クローラーが理解する助けとなるため、コンテンツのインデックスを早めることにもつながりますし、オウンドメディアの評価向上にもつながります。
3-5 対策5:レスポンシブ対応(スマホ対応)
オウンドメディア構築時のSEO対策の5つ目は、レスポンシブ対応(スマホ対応)です。
レスポンシブ対応とは、WEBサイトをどんなデバイスで見ても使いやすいレイアウトに切り替える対応をすることです。
先ほども触れましたが、インターネットを利用する方は、スマホやタブレットを使用することが多くなっています。
それが影響してGoogleは、モバイルフレンドリーを重視し、どのデバイスからでも見やすく、ユーザーの利便性を確保できるWEBサイトが重要であるという考えを持っています。
そして、モバイルフレンドリーなWEBサイトをモバイル版の検索結果の上位に表示すると明言しているのです。
(モバイル フレンドリー アップデートを開始します)そのため、SEO対策の観点からも、レスポンシブ対応は非常に重要な役割を担っているのです。
レスポンシブ対応については、以下の記事で詳しく解説しています。
3-6 対策6:URLの階層を浅くする
オウンドメディア構築時のSEO対策の6つ目は、URLの階層を浅くすることです。
階層とは、「TOP/サービス一覧/○○○(サービスの詳細)」いったような、ホームページ内の階層のことです。
この程度の構造であれば分かりやすいので問題ないのですが、さらに下層のページが増えた場合が問題です。
例えば、「TOP/サービス一覧/○○○(サービスの詳細)/料金表/サービスの実績/実績のカテゴリごとの一覧」といったような構造で辿っていくことになるとしましょう。
これでは構造自体も、自分がどこを見ているのかも分かりづらくなり、他の情報にアクセスしづらくなってしまいます。
リンクの構造が複雑だとクローラーも巡回しづらくなるため、SEO対策としても悪影響を与えてしまうのです。
そのため、なるべく階層を浅くし、分かりやすいページ構成を心がけましょう。
3-7 対策7:noindexの活用
オウンドメディア構築時のSEO対策の7つ目は、noindexの活用です。
内容の薄い低品質なコンテンツやページは、検索エンジンからの評価の低下につながります。
それを避けるために、問い合わせフォームなどのどうしても内容を充実することが難しいページをインデックスされなくしてしまうという手法があります。
それが、noindexタグです。
noindexタグをインデックスから除外したいページに付与することで、Googleなどから見たサイト全体の品質を保つことができます。
WordPressであれば、プラグインの導入か構成ファイルの調整をすることで、各ページの編集画面から付与できるようにもできるため、使用を検討しましょう。
4章 オウンドメディアでSEO対策を行う場合のポイント3つ
オウンドメディアでSEO対策を行う場合、踏まえておくべき重要なポイントがあります。
具体的には、以下の3つです。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 ポイント1:コンテンツは質を重視する
オウンドメディアでSEO対策を行う場合のポイントの1つ目は、コンテンツは質を重視することです。
ここまでSEO対策としてできる具体的な内容を解説してきましたが、そもそも検索エンジンから評価されるためには、質の高いコンテンツを制作することが大前提となります。
商品・サービスの魅力や強みを伝えるだけでなく、興味を惹くような内容であることや、文章のつながりや広告に無理がないかなどの総合的な質が求められるのです。
もちろん記事数など、コンテンツはある程度の数は必要ですが、粗製乱造では意味がありません。
とはいえ、どんなにいい記事を書いたとしても、年に1回の更新などでは検索エンジンから評価されることは難しくなってしまいます。
質の低い記事を毎日発信するのも、質の高い記事を年に1回更新するのも、どちらも変わらず評価にはつながらないのです。
そのため、質を維持しながらある程度の頻度で更新し続けるというバランス感覚が重要となります。
4-2 ポイント2:専門性・権威性・信頼性の高いコンテンツを提供する
オウンドメディアでSEO対策を行う場合のポイントの2つ目は、専門性・権威性・信頼性の高いコンテンツを提供することです。
これは質の高いコンテンツの、質という部分でGoogleなどから重要視されている項目になります。
専門性とは、コンテンツは多くのテーマを扱っているようなものではなく、一つのテーマに絞った内容にすることです。
専門的な情報を提供するWEBサイトであればあるほど、評価されやすくなります。
例えば、法律事務所のオウンドメディアであれば、「交通事故」のような、特化した記事を制作することが考えられます。
権威性とは、発信する情報元の権威のことです。
医者や弁護士などのような専門家に監修・執筆してもらうといったような、ユーザーに対して情報の信憑性を担保するための指標となります。
無名の企業や組織、個人が運営するサイトや発信するコンテンツは信用しづらいため、権威性が重視されるのです。
監修者や執筆者の簡単なプロフィールをコンテンツ下部などに設置するのが一般的です。
信頼性とは、コンテンツを多くの人から信頼が得られる内容にするための項目です。
監修・執筆者の情報の記載や、引用元を公的機関や有識者の一次情報にするなどにする方法が挙げられます。
このような情報の信憑性を担保することが、SEO対策においては重要になるのです。
4-3 ポイント3:効果は中・長期的に測定する
オウンドメディアでSEO対策を行う場合のポイントの3つ目は、効果は中・長期的に測定することです。
オウンドメディアに限らず、SEO対策はやってすぐに効果が出るものでも、1週間や1か月で成果につながるものでもありません。
成果が出るまで非常に時間がかかるものなのです。
年単位で少しずつ成長させていく必要があります。
短期的な成果を期待して諦めてしまったり、見通しが甘く運用計画が頓挫したりすると、そのままオウンドメディア自体の運営の停止という結果にもつながってしまいます。
そのため、オウンドメディアは中・長期的な視点で見ていかなければいけないものであるという認識を持ち、根気よく運営を続け、改善を繰り返していくことが重要です。
5章 自社でSEO対策をしやすいオウンドメディア制作ならリバティ・ベル株式会社
リバティ・ベル株式会社は、オウンドメディアを含めたホームページの製作に力を入れています。
リバティ・ベル株式会社では、オウンドメディアの運営について圧倒的な経験とノウハウを確立しています。
知識がない方でも更新作業やSEO対策がしやすいように、利便性の向上に関しては特に注意を払い、使いやすさを追求するように心がけています。
是非、制作後にお客様自身で運用やSEO対策がしやすいオウンドメディアを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
その後のご希望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのメールでのお見積もりも無料で承りますので、お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社6章 まとめ
今回は、オウンドメディアにおけるSEO対策を説明したうえで、カテゴリごとの具体的な施策と行っていくうえでのポイントについて解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、オウンドメディアでのSEO対策とは何かと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。