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起業・独立2024年5月20日
税理士は本当に食えないの?食える税理士に必要なポイント3つを解説
税理士が本当に食えないのか知りたいと悩んでいませんか?
難関資格に合格しても食えないのでは本末転倒なため、税理士を目指すべきか不安になりますよね。
税理士は食っていくことができ、その将来性も十分にあります。
なぜなら、税理士(会計士を含む)の平均年収は男性が1031万円、女性が744万円程度とされているためです。
出典:厚生労働省‐令和2年賃金構造基本統計調査(mhlw.go.jp)しかし、税理士が食えないとされる理由としては、例えば以下の5つがあります。
中でも、ベテラン税理士が多いことで若手税理士が仕事を獲得しづらくなっており、若手の収入低下や独立・開業の失敗といったケースが散見されます。
そのため、若手税理士が食っていくためには、他の税理士との差別化を図るなどブランディングをしていくことが重要になります。
実は、集客を図る上でWEBサイトが重要な役割を果たしますが、税理士が運営するWEBサイトはあまり多くなく新規参入の余地が残っているのです。
この記事をとおして、税理士を目指している方に、税理士になった後に必要な情報を提供することができれば幸いです。
今回は、税理士が食えないのかについて、その理由を説明したうえで、税理士の将来性と食える税理士に必要なポイントを解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、税理士が本当に食えないのかよくわかるはずです。
目次
1章 税理士が食えないとされる理由5つ
税理士が食えないと言われるのには理由があります。
例えば、税理士が食えないとされる理由には以下の5つがあります。
それでは、これらの理由について順番に説明していきます。
1-1 理由1:税理士数の増加
税理士が食えないとされる理由1つ目は、税理士数の増加です。
税理士数は増加傾向にあり、現在も増え続けています。
具体的には、以下のように税理士数が推移しています。
税理士数が増えたことにより、競争率が高まり顧客の獲得が難しくなっています。
そのため、依頼を受けられない税理士を指して、税理士は食えないのではないかとされているのです。
1-2 理由2:ベテランが多い
税理士が食えないとされる理由2つ目は、ベテランが多いことです。
税理士においては、開業に最低限必要な2年程度の実務経験がいわゆる「下積み期間」とされています。
しかし、従事年数が5年を超える税理士は全体の8割以上を占めており、若手税理士の活躍が難しい状況になっています。
具体的には、税理士の従事年数とその割合は以下のようになっています。
【税理士の従事年数とその割合】
※出典:日本税理士会連合会‐データで見る税理士のリアル (nichizeiren.or.jp)そのため、若手税理士の仕事が少なくその獲得も難しいことから、税理士になっても食えないと言われているのです。
1-3 理由3:AIや電子ソフトの普及(ツール)
税理士が食えないとされる理由3つ目は、AIや電子ソフトの普及です。
近年、技術の発展によってAIや電子ソフトが普及し、企業で利用されるケースが増えてきています。
例えば、事務処理や記帳代行などの単純な業務は、AIに置き換えて効率化を図ることができるのです。
こうした業務の代替によって税理士の仕事がなくなり、税理士は食えないとされているのです。
1-4 理由4:公認会計士の参入
税理士が食えないとされる理由4つめは、公認会計士の参入です。
公認会計士も最近では有資格者数が増加し、競争率が高まっています。
しかし、公認会計士は公認会計士試験に合格すれば同時に税理士資格が付与され、税理士の仕事もすることができます。
そこで、公認会計士が仕事を得るために税理士の市場にも参入してくる可能性があるのです。
公認会計士の参入によって税理士のみの有資格者の仕事が減り、税理士は食えないとされているのです。
1-5 理由5:インターネットの発達
税理士が食えないとされる理由5つ目は、インターネットの普及です。
インターネットが発達したことにより、必要に応じて誰でも簡単に税務や会計に関する知識を得ることができます。
これによって税理士全体の仕事が減少し、税理士が食えないとされているのです。
2章 食えない税理士の実態|独立・開業は危険?
税理士が食えないとされる理由は様々ですが、実際には税理士の平均年収は高い傾向があります。
それにもかかわらず税理士が食えないとされているのは、独立・開業の失敗等から年収が300万円に満たない層がいるためです。
税理士が独立に失敗すると、営業が上手くいかず収入が不安定になってしまうのです。
しかし、税理士の独立にはメリットも多く、入念な準備をして臨めばこうしたリスクは可能な限り下げることができます。
そのため、独立・開業はリスクがあるものの、低賃金に陥ってしまうのは極端な例であり、実際には独立しても食っていけることが期待できます。
3章 税理士は食っていける!税理士資格の将来性3つ
種々の理由から食えないとされる税理士ですが、職業としての将来性は高いとされています。
例えば、税理士資格には以下の3つのような将来性があります。
それでは、これらについて順番に説明していきます。
3-1 将来性1:税理士需要の増加
税理士資格の将来性1つ目は、税理士需要の増加です。
税理士数は増加していますが、実際には人手不足だとされています。
なぜなら、税理士試験の受験者数が減少傾向にあるにもかかわらず、税理士事務所の設立件数が増えており、税理士の供給が追い付いていないためです。
人手不足解消のため、未経験者の育成に力を入れている事務所も多く若手税理士が活躍しやすい環境となっています。
そのため、税理士需要の増加に伴い職業としての将来性も高まっています。
3-2 将来性2:コンサルタントとしての役割
税理士資格の将来性2つ目は、コンサルタントとしての役割があることです。
税理士の業務と一口にいっても、様々なものがあります。
例えば、税理士の業務には以下の3つがあります。
税務代理や書類作成はAI等によってある程度代替される可能性がありますが、税務相談としての役割を失うことはないでしょう。
なぜなら、AIは入力されたデータを元にして判断することになるため、依頼者の相談内容に適した回答ができるとは限らないためです。
そのため、企業から税理士に対しては、税務相談を通じて企業の経営をサポートするコンサルタントとしての役割が重視されやすくなるでしょう。
3-3 将来性3:AIや電子ソフトの利用
税理士資格の将来性3つ目は、AIや電子ソフトの利用です。
AIや電子ソフトは簡易かつ迅速に業務を処理することができ、これは税理士であってもその利益を享受できます。
税理士がAI等を利用すれば、その業務の効率化を図ることができます。
そのため、これによって空いた時間を利用し、他の業務の時間に割り当てることができるのです。
4章 食える税理士に必要なポイント3つ
税理士は将来性が高いですが、仕業として求められる能力があり安定した収入を得るには押さえておくべきポイントがいくつかあります。
例えば、食える税理士に必要なポイントとしては以下の3つがあります。
それでは、これらのポイントについて順番に説明していきます。
4-1 ポイント1:他税理士との差別化
食える税理士に必要なポイント1つ目は、他税理士との差別化です。
8万人以上もいる税理士の中から選ばれるには、他の税理士との違いを明確にする必要があるためです。
例えば、WEBサイトを制作し、サイト上に専門分野のほか税理士としての思いやメッセージなどを記載し、他の税理士との区別を図りやすくすることが考えられます。
そのため、税理士はブランディングによって他の税理士との差別化を図ることが重要になります。
4-2 ポイント2:営業力の向上
食える税理士に必要なポイント2つ目は、営業力の向上です。
税理士事務所で働き又は独立開業するとしても、すぐに顧客を獲得できるわけではありません。
顧客を獲得するには、自らが営業活動を行い継続的な信頼関係を築かなければいけません。
そのため、税理士が食っていくためには、営業力を向上させること求められます。
営業活動では、顧客のニーズを把握するためにコミュニケーション能力が重要となるでしょう。
4-3 ポイント3:専門分野の決定
食える税理士に必要なポイント3つ目は、専門分野の決定です。
専門分野を決めておくことは、他の税理士との差別化にも繋がるためです。
例えば、「相続税に強い」「○○業種に特化」といったように顧客に対してアピールしやすくなるのです。
そのため、税理士が営業活動するにあたっては、専門分野を決定し専門性を高めておくといいでしょう。
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リバティ・ベル株式会社|料金表6章 まとめ
今回は、税理士が食えないのかについて、その理由を説明したうえで、税理士の将来性と食える税理士に必要なポイントを解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、税理士が本当に食えないのか知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。