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集客・マーケティング2024年10月30日
社労士の営業活動とは?顧客獲得・開拓の集客方法と仕事の取り方4選
社労士として、どのように仕事を取ればいいのかという悩みを抱えていませんか?
独立開業したものので、中々、顧客を獲得できないと感じている方も多いでしょう。
社労士の営業活動とは、社会保険労務士が自らのサービスを広く顧客に認知させ、新規顧客を獲得し、既存顧客との関係を維持・強化するための一連の取り組みを指します
社労士の営業が難しい要因としては、市場競争の激化やサービスの多様化・専門化が大きいですが、認知度の低さや営業力不足も関係しています。
社労士の営業活動(集客方法)としては、主に以下の4つがあります。
社労士が独立する際には、少なくとも、ブログ機能を備えたホームページの作成、同期や先輩への挨拶回り、関連する士業との交流、実績を示すポートフォリオの準備などを行っておくと良いでしょう。
実は、社労士の営業(集客)が失敗してしまうことには理由があり、正しい方法を知ることで、若手の先生であっても、まだまだ参入する余地があります。
この記事をとおして、多くの社労士の先生に仕事を取るためのノウハウや知識を知っていただければ幸いです。
今回は、社労士の営業活動について説明したうえで、顧客獲得・開拓の集客方法と仕事の取り方を4つ厳選して解説していきます。
具体的には、以下の流れで説明していきます。
この記事を読めば、社労士の先生が仕事を取るためにどのように営業していけばいいのかがよくわかるはずです。
目次
1章 社労士の営業活動とは
社労士の営業活動とは、社会保険労務士が自らのサービスを広く顧客に認知させ、新規顧客を獲得し、既存顧客との関係を維持・強化するための一連の取り組みを指します。
社労士市場は競争が激しく、特に都市部では社労士の数が多いため、新規顧客の獲得が難しくなっています。
営業活動を通じて、自らの専門性やサービスの差別化を図り、競争に打ち勝つ必要があります
例えば、顧客のニーズに応えるため、様々なチャネル(ネットワーキング、広告、直接営業、セミナーなど)を通じて、潜在顧客との接点を持つ必要があります。
社労士の営業活動の現況としては、コロナ禍をきっかけに、オンラインでの営業活動が急速に拡大しています。
多くの社労士がホームページやSNSを活用し、専門知識の発信やセミナーの開催を行うことで、リモートでも顧客との接点を増やしています 。
社労士として競争に勝ち抜くためには、最新の社労士業界の動向にも目を光らせておく必要があるのです。
2章 社労士の営業(集客)が難しい要因4つ
社労士の営業(集客)が難しいのには、要因があります。
本来、社労士という職種自体は独立しても十分食べていけるポテンシャルのある職種でした。
それにもかかわらず、現在、社労士の営業(集客)が難しいとされている要因は、以下の4つです。
それでは、これらの要因について順番に説明していきます。
2-1 要因1:社労士の増加と他士業との競争
社労士の営業(集客)が難しい要因の1つ目は、社労士の増加と他士業との競争です。
都市部では、社労士の数が増加しており、顧客を獲得するための競争が激しくなっています。
多くの社労士が同様のサービスを提供しているため、差別化が難しい状況です。
他の士業(弁護士、税理士、行政書士など)も労務や人事に関連するサービスを提供しており、顧客が他の専門家を選ぶ可能性があるため、競争がさらに厳しくなっています。
2-2 要因2:サービスの多様化と専門化
社労士の営業(集客)が難しい要因の2つ目は、サービスの多様化と専門化となります。
労働法規の改正や労務管理の複雑化により、顧客が求めるサービスも多様化しています。
これに対応するためには、幅広い知識と専門性が必要となっています。
とくに、新規開業社労士は、実務経験が乏しく、顧客の多様なニーズに対して適切に対応できないことがあります。
2-3 要因3:認知度の低さ
社労士の営業(集客)が難しい要因の3つ目は、認知度の低さです。
一般的に、税理士などと比べて、社労士の業務内容や役割が十分に理解されていないことが多く、顧客に対してその価値を効果的に伝えるのが難しいことがあります。
2-4 要因4:営業力不足
社労士の営業(集客)が難しい要因の4つ目は、営業力不足です。
多くの社労士は法的な知識や労務管理の専門家ですが、営業に関するスキルや経験が不足していることが多いです。
また、SEOやオンライン広告、SNSマーケティングなど、現代の営業活動で重要なデジタルマーケティングに対する理解が不足している場合があります。
そのため、効果的な営業戦略を立てるのが難しく、顧客獲得に苦労することがあります。
3章 社労士の営業活動(集客方法)4選|仕事の取り方
社労士として独立開業を成功させるためには、効果的な営業活動が不可欠です。
顧客をどのように集め、信頼を築いていくのかは、事務所の成長にも直結することになります。
例えば、社労士の営業活動(集客方法)としては、以下の4つがあります。
それでは、これらの営業活動(集客方法)について、順番に説明していきます。
3-1 営業活動1:セミナーや相談会
セミナーや相談会の開催は、社労士の専門性をアピールし、新規顧客を獲得するための効果的な営業手段です。
セミナーや相談会を通じて、参加者に直接情報提供やアドバイスを行うことで、社労士としての信頼性を高めることができます。
また、参加者の具体的な悩みやニーズをその場で理解し、それに応じたサービス提案が可能になるため、成約率が高まるでしょう。
例えば、「労務管理の最新情報」や「助成金申請の基礎」などのテーマでセミナーを開催し、その後参加者から個別相談の依頼を受け、結果的に顧問契約を結ぶなどといった方法があります。
したがって、セミナーや相談会は、社労士としての専門知識をアピールし、顧客獲得に直結する有効な営業活動です。
3-2 営業活動2:交流会等での営業
交流会などのネットワーキングイベントも、社労士としての人脈を広げ、新たなビジネスチャンスをつかむための重要な営業手段です。
交流会では、他士業や企業経営者、同業者と直接交流する機会があり、人脈を広げることで相互に案件を紹介し合う関係を築けます。
また、他士業との連携を強化することで、より幅広いサービス提供が可能になるでしょう。
例えば、交流会で知り合った他士業から新規顧客を紹介され、その顧客との間で顧問契約を締結することができれば、継続的な収入につながります。
そのため、交流会やネットワーキングイベントは、新しい人脈を築き、社労士としての活動範囲を広げるために非常に有効です。
3-3 営業活動3:紹介やリピーター
紹介やリピーターを活用した営業活動は、社労士にとってコスト効率が良く、信頼性の高い顧客獲得手段です。
既存の顧客からの紹介やリピーターは、すでに社労士のサービスに満足している顧客からの口コミに基づくため、新規顧客に対する信頼感が高く、契約に至る可能性が高いです。
また、リピーターは既存の信頼関係を基にしており、営業コストが低いのも利点でしょう。
例えば、顧問契約中の企業から新たに関連会社を紹介してもらい、その結果として新しい契約を獲得できることがあります。
また、以前に助成金申請をサポートした顧客が、新たな労務相談の依頼をしてもらえることも多いでしょう。
したがって、紹介やリピーターを通じた営業は、顧客獲得のための安定した手段となります。
3-4 営業活動4:WEB集客(ネット集客)
WEB集客(ネット集客)は、幅広い顧客層にアプローチできる、現代の社労士にとって必須の営業手法です。
インターネットを活用することで、社労士のサービスを求める潜在顧客に対して、24時間365日情報発信が可能になります。
また、少しずつコンテンツを増やしていくことで集客力は蓄積していき、広告費をかけずに集客をすることが可能となります。
例えば、ブログやSNSでの情報発信を続けた結果、特定のキーワードで検索上位に表示されるようになれば、問い合わせ件数は着実に増加していくことになります。
そのため、WEB集客は、広範囲にわたる潜在顧客に効率的にリーチできるため、社労士にとって効果的な営業活動です。
リバティ・ベル株式会社では、SEOを重視した士業のホームページの制作についても承っています。
WEBサイト制作|リバティ・ベル株式会社4章 社労士が独立時にやっておくべき営業(集客)の準備
独立を目指す社労士にとって、営業(集客)の準備は欠かせません。
適切な準備をすることで、独立後の安定した収入確保につながり、事務所の成功に繋がります。
具体的には、社労士が独立時にやっておくべき営業(集客)としては、以下の4つがあります。
それでは、これらの準備について順番に説明していきます。
4-1 準備1:ブログ機能を備えたホームページの作成
ブログ機能を備えたホームページの作成は、社労士の集客において非常に効果的です。
ブログを通じて、社労士としての専門知識や実績を定期的に発信することで、潜在的な顧客との間で接点を持つことができます。
また、専門的な情報を提供することで、訪問者に信頼感を与え、自身の強みを伝えていくことができるでしょう。
例えば、「労務管理」や「助成金申請」など、自身の関心のあるトピックについて、有益な情報を提供していきます。
少しずつ、コンテンツを増やしていくことで、サイトの集客力も徐々に高まり、事務所の財産となっていきます。
リバティ・ベル株式会社では、SEOを重視した士業のホームページの制作についても承っています。
4-2 準備2:同期や先輩への挨拶回り
独立する際には、同期や先輩への挨拶回りを行うことが大切です。
挨拶回りを通じて、人脈を広げると同時に、自分の独立を周知することができます。
また、同期や先輩社労士からの助言や支援を受けることで、独立初期の課題に対する適切な対応方法を学べるチャンスが増えるでしょう。
例えば、独立前に先輩や同期を訪問し、挨拶回りで得たつながりが、新しい案件の紹介に結びついたケースもあります。
したがって、同期や先輩への挨拶回りは、独立をスムーズに進めるための重要な準備です。
4-3 準備3:隣接士業との交流
隣接士業との交流も、社労士の営業活動を支える重要な準備の一つです。
弁護士、税理士、司法書士などの隣接士業と交流を深めることで、相互に顧客を紹介し合える関係を築くことができます。
また、複数の専門家が連携することで、より幅広いサービスを提供できるようになり、顧客満足度を高めることができるでしょう。
例えば、他士業との共同セミナーを開催し、新たな顧客層を開拓するといったこともあります。
そのため、隣接士業との交流は、新規顧客獲得とサービスの幅を広げるために非常に効果的です。
4-4 準備4:ポートフォリオの準備
独立前にポートフォリオを準備しておくことは、営業活動をするうえで効果的です。
ポートフォリオは、これまでの実績や成功事例を具体的に示すツールであり、潜在顧客に対して自分の能力や信頼性をアピールするのに役立ちます。
実績を視覚的に示すことで、説得力が増し、成約に結びつきやすくなるでしょう。
例えば、顧客は、社労士を探す際には、複数の社労士にアポイントをとって比較していることも多く、ポートフォリオがあれば選んでもらえる可能性が高まります。
したがって、ポートフォリオの準備は、顧客に自分の専門性を効果的に伝え、信頼を獲得するための重要な準備です。
5章 社労士によくある営業(集客)の失敗理由5つ
社労士の営業(集客)が失敗してしまうことには、理由があります。
これを知り未然に防ぐことで、失敗する可能性を下げることが可能です。
例えば、社労士によくある営業(集客)の失敗理由としては、以下の5つです。
それでは、これらの失敗の理由について順番に説明していきます。
5-1 失敗理由1:準備不足のまま独立している
準備不足のまま独立すると、社労士としての営業活動がうまくいかず、失敗するリスクが高まります。
十分な準備がないと、ターゲットとなる顧客層の特定や効果的な集客方法の選定ができず、見込み客を獲得するのが難しくなります。
例えば、集客の見込みがないままに独立しても、いきなり問い合わせや紹介がくるわけではありません。
そのため、社労士が独立する際には、しっかりとした準備と計画が不可欠です。
5-2 失敗理由2:自分に合わない方法にこだわっている
自分に合わない営業方法にこだわると、効果が出にくく、失敗する原因となります。
営業方法にはさまざまな選択肢があり、自分の強みや得意分野に合わせて選ぶことが重要です。
しかし、他人の成功例や一般的な方法に無理に合わせようとすると、効果的に集客できず、時間やリソースを無駄にすることになります。
例えば、対面での営業が苦手な社労士が無理に交流会への参加を続けた結果、ストレスがたまり、肝心のサービス品質が低下してしまうこともあります。
反対に、自分の得意なオンラインでの情報発信を選んでいれば、より効果的な営業活動ができたかもしれません。
したがって、営業活動は自分のスタイルや強みに合わせて最適化する必要があります。
5-3 失敗理由3:コンサルの言いなりになっている
コンサルタントの言いなりになっていると、自分の事務所に最適な営業戦略を見失い、失敗につながることがあります。
コンサルタントは一般的な成功事例に基づいてアドバイスを行いますが、それが必ずしも自分の状況に合っているとは限りません。
自分の目標やビジョンに沿わない戦略を採用すると、事務所の方向性が不明確になり、結果的に顧客からの信頼を失う可能性があります。
例えば、コンサルタントから労災分野に力を入れるように助言を得て、それに特化した広報戦略を行ったとしましょう。
もっとも、地方で独立開業をしている社労士事務所などでは、労災に関する相談件数自体が少なくターゲット顧客層には響かず、予想した結果が得られないことがあります。
そのため、コンサルタントの意見を参考にしつつも、自分の事務所に合った営業戦略を見極めることが重要です。
5-4 失敗理由4:高額のランニングコストをかけている
高額なランニングコストをかけていると、収益を圧迫し、営業活動の失敗につながりやすくなります。
広告費や事務所の維持費など、固定費が高額だと、集客がうまくいかなかった場合のリスクが増大します。
とくに独立直後は、収入が不安定なため、高額なランニングコストを賄うことができず、結果的に経営が苦しくなることがあります。
例えば、立地の良い場所に高額な賃料を払ってオフィスを構えた社労士が、初期の集客に失敗し、コストがかさみ経営難に陥ってしまうことがあります。
したがって、営業活動や事務所運営においては、費用対効果を考えたコスト管理が重要です。
5-5 失敗理由5:リスティングとポータルサイトのみに頼っている
リスティング広告やポータルサイトのみに頼ると、集客の幅が狭くなり、営業活動が失敗するリスクが高くなります。
リスティング広告やポータルサイトは短期間で結果を得る手段として有効ですが、それだけに依存していると、広告費用が高騰し、集客力も増えていきません。
例えば、リスティング広告に依存しすぎてしまうと、毎月数十万円のコストがかかることになり、売り上げなければならない金額も大きくなります。
また、ポータルサイトからの顧客は、社労士の個性よりも、価格を重視していることが多く、長期的な関係が築きにくいことがあります。
そのため、リスティングやポータルサイトに頼りすぎず、独自の集客チャンネルを確保しておくことが大切です。
6章 社労士のWEBサイト制作はリバティ・ベル株式会社にお任せ!
リバティ・ベル株式会社は、弁護士が代表取締役を務める会社であり、士業の方のWEBサイト制作に力を入れています。
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WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
以上のとおり、今回は、社労士の営業活動について説明したうえで、顧客獲得・開拓の集客方法と仕事の取り方を4つ厳選して解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。
この記事が仕事の取り方に悩んでいる社労士の先生の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。