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WEBサイト制作2024年7月3日
ホームページ作成でも補助金を申請できる!補助金の種類と申請の流れ
ホームページ作成で補助金はもらえるのかと悩んでいませんか?
ホームページの作成を制作会社に依頼した場合、高額な費用がかかることも多いため、少しでも負担を減らしたいと思いますよね。
結論から言うと、ホームページ作成においても、いくつかの補助金を活用できる可能性があります。
具体的には、以下のような補助金です。
このようにいくつかの選択肢がありますが、ホームページを作成すれば誰でも申し込めるというわけではありません。
サイトの用途によっては審査が通らないものがあるなどといったような、多くの注意点もあるためです。
実は、補助金がもらえるから大丈夫だろうと高額な費用をかけてホームページ作成をしたものの、審査が通らず補助金をもらうことができなかったということもあるのです。
この記事をとおして、ホームページ作成の補助金について知っていただければ幸いです。
今回は、ホームページ作成における補助金・助成金について説明したうえで、活用できる可能性がある補助金や申請の流れ、申請にあたっての注意点について解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説します。
この記事を読めば、ホームページ作成の補助金についてよく分かるはずです。
目次
1章 ホームページ作成における補助金・助成金とは?補助金と・助成金の違い
補助金・助成金とは、国や地方自治体が行う政策の中で、政策目標を達成させるために企業・団体に対して必要な資金を一部給付する仕組みのことです。
1つ1つの政策の中に様々な施策があり、ホームページ作成は広報活動、販売支援、業務効率改善などの取り組みに該当することになります。
補助金・助成金の大きな違いは、その目的と受け付けている時期・期間です。
補助金は国や地方自治体の政策に合わせて、企業や団体に交付して事業を支援するものであり、年数回公募が行われ、採択された事業に給付が行われます。
高倍率で厳しい審査があり、採択率自体も高くないという注意点があります。
助成金は労働環境改善や人材育成などに対して支給されます。
申請要件さえ満たせば通年で支給を受けることができ、審査がある場合もありますが、補助金と比較すると受給しやすくなっています。
ただし、補助金ほどの金額は期待できません。
これらはどちらも返済義務はありませんが、基本的に報告の義務があります。
事業自体を中止した場合などは返還を求められることもあるため注意が必要です。
2章 ホームページ作成に活用できる可能性がある補助金4つ
ホームページ作成で活用できる可能性のある補助金は、いくつかあります。
具体的には、以下のような補助金です。
これらの補助金の詳細を表にまとめると、以下のようになります。
それでは、各補助金について、順番に解説していきます。
2-1 補助金1:小規模事業者持続化補助金
ホームページ作成に活用できる可能性のある補助金の1つ目は、小規模事業者持続化補助金です。
2-1-1 制度概要
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者と特定の要件を満たす非営利法人を対象とした支援制度です。
小規模事業者自らが作成した持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組や販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援し、その経費を一部負担するためのものです。
2-1-2 補助対象と補助率
小規模事業者とある通り、定められた条件に該当する小規模の事業者のみが対象となります。
対象となる事業は、販路開拓を目的としたWEBサイト・ホームページの構築、更新、改修、運用に関する費用などです。
ホームページ作成の場合は「WEBサイト関連費」として申請することができますが、ただ単にホームページ作成のみの申請は認められません。
例えば、商品販売のためのWEBサイトの作成や更新ということであれば、対象となる経費とされることがあります。
また、商工会議所、商工会の会員である必要はありませんが、商工会又は商工会議所の支援を受けながら取り組む必要がある事業でもあります。
補助率は費用の2/3までで、補助金の上限は50万円となっています。
2-1-3 スケジュール
毎年受付のスケジュールが公開されているため、それに沿って進めていく必要があります。
第15回を例にすると、事業計画書発行の受付締切が2024年3月7日、申請書類の提出締切が2024年3月14日までとなっていました。
また、電子申請をする場合にはGビズIDプライムのアカウントも必要であり、このアカウントがない場合取得にも1週間程度必要になるため、注意しましょう。
小規模事業者持続化補助金のスケジュールやガイドブックに関しては、以下のサイトから確認できます。
商工会議所地区小規模事業者持続化給付金2-2 補助金2:IT導入補助金
ホームページ作成に活用できる可能性のある補助金の2つ目は、IT導入補助金です。
2-2-1 制度概要
IT導入補助金は、厳密にはホームページ作成そのものに使えるわけではありません。
IT導入補助金事務局に登録されているITツールに対して申請が行えるものになります。
ITツールの導入による業務の効率化や売り上げアップを支援するための補助金であり、ホームページに機能を追加するような内容での導入は考えられます。
2-2-2 補助対象と補助率
IT導入補助金の対象企業は、中小企業や小規模事業者などです。
業種・資本金・常勤従業員数と細かく条件が定められています。
加えて、IT導入補助金には3つの申請枠が存在し、それぞれの枠毎に対象経費や上限額が異なります。
通常枠(A類・B類)、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠とあり、それぞれの枠の中でも細かく変わるため、よく確認するようにしましょう。
2-2-3 スケジュール
申請の流れは以下のとおりになります。
募集期間も決められており、2024年度の第1回スケジュールは、募集期間2024年2月16日、締切日2024年3月15日、交付決定日2024年4月24日となっていました。
IT導入補助金は年に10回程度の申請締め切りがあるため、間に合わなかったとしても、その時々のタイミングに合わせて申請できるのが利点でもあります。
IT導入補助金に関しては、以下のサイトから確認できます。
IT導入補助金20242-3 補助金3:事業再構築補助金
ホームページ作成に活用できる可能性のある補助金の3つ目は、事業再構築補助金です。
2-1-1 制度概要
事業再構築補助金は、コロナ禍やコロナ後の社会の変化に対応するための事業再構築を支援するための補助金です。
広告や販促費も補助対象であり、ホームページ作成についても活用事例があります。
重要視されるのは、条件を満たしているかどうかです。
そのため、既存事業のホームページ作成は対象外となってしまいます。
2-3-2 補助対象と補助率
補助対象は日本国内に本社を有する中小~中堅企業であり、業種ごとに資本金や同衾従業員数の定めがあります。
それに加えて、応募には下記のような条件が存在します。
加えて、説明会への参加や補助事業実績報告書の提出など、決定前後に課される義務があり、守ることが出来なければ決定後でも取り消される可能性がある点に注意が必要です。
補助率などに関しては枠によって細かく変動するため、詳細は公募要領を確認するようにしましょう。
2-2-3 スケジュール
公募スケジュールが公開されています。
第12回公募期間は2024年4月23日~2024年7月26日までとなっています。
先ほど解説した条件に該当し、その後の補助事業実績報告書の提出などもできる場合には、要領に沿って申請するようにしていきましょう。
事業再構築補助金の詳細や具体的な申請方法については、下記のサイトから確認できます。
事業再構築補助金2-4 補助金4:地方自治体の補助金・助成金
ホームページ作成に活用できる可能性のある補助金の4つ目は、地方自治体の補助金・助成金です。
地方自治体の中には、補助金の制度が設けられている場合があります。
各自治体や団体のホームページで確認もできますし、検索サイトも存在するため、これらを活用して使えそうな補助金がないかを確認することができます。
(検索サイト:ミラサポplus|経済産業省)ただし、既にほかの給付を受けていると対象外になる場合などもあるため、公募要件などを注意深く確認するようにしましょう。
3章 ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れ5つ
補助金毎に申請の仕方は変わりますが、大まかな流れというものはあるため、簡単に解説していきます。
具体的には、以下のとおりです。
それでは、順番に解説していきます。
3-1 流れ1:申請する補助金・助成金を選択
ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れの1つ目は、申請する補助金・助成金を選択することです。
まずは自社の事業形態に合わせて、申請した補助金を選択しましょう。
政府公式サイトの「ミラサポplus|経済産業省」を利用することで、探しやすくなります。
補助金によっては、支援事業者の選定も行う必要があります。
3-2 流れ2:公募要領を確認し必要書類を準備する
ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れの2つ目は、申公募要領を確認し必要書類を準備することです。
申請したい補助金が決まったら、必要な書類の準備をしていきましょう。
例えば、応募申請書や事業計画書、経費明細書、事業要請書などです。
公募要領をよく確認し、余裕をもって必要書類を揃えるようにしましょう。
3-3 流れ3:申請
ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れの3つ目は、申請です。
申請書類の準備が整ったら、期日までに事務局に書類一式を提出することになります。
補助金の種類によって方法は変わりますが、郵送と電子申請のどちらかを選ぶ場合が多いです。
申請したい補助金によって詳細は異なるため、必ず公募要領を確認し、間違いなどがないようにしましょう。
3-4 流れ4:採択通知の受取と交付申請
ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れの4つ目は、採択通知の受取と交付申請です。
無事申請が通ると、採択の通知が送付されてきます。
通知を受けたら交付申請を行っていきましょう。
交付申請が認められると、交付決定(補助事業の開始)となります。
3-5 流れ5:事業の実施・補助金の交付
ホームページ作成の補助金・助成金申請の流れの5つ目は、事業の実施・補助金の交付です。
実際に申請した内容で事業を行い、その事業内容や経費を申請することができます。
申請確認が完了次第、補助金額の確定・交付が行われます。
補助金の種類によっては経過報告書などが必要になり、提出を怠ると取り消しとなることもあるため注意しましょう。
4章 ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点6つ
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際には、いくつかの注意点があります。
具体的には、以下の6つです。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 注意点1:申請しても採択されるとは限らない
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の1つ目は、申請しても採択されるとは限らないことです。
補助金は、申請すれば全ての事業が採択されるというものではありません。
補助金には割り当てられた予算があり、募集枠に対しての応募数等によって、採択率が変わるためです。
各施策、募集時期などにより変動があり、予測が難しい部分でもあります。
また、募集に対して加点される施策や条件などもあるため、中小企業診断士などの申請の専門家に相談するのも一つの手となります。
4-2 注意点2:申請書の事前準備が重要
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の2つ目は、申請書の事前準備が重要なことです。
全ての申請が採択されるわけではないため、申請書の準備が非常に重要になります。
応募要領に沿って不備なく仕上げるのは大前提です。
それに加えて、毎回、期ごとに発表される応募要領に沿いながら、より具体的で、数値化された実現可能な事業案の作成が必要となるのです。
また、事業が申請書通りに進められるように社内の体制づくりやスケジュール管理も重要です。
事業が申請書通りに進められるように、社内の体制づくりやスケジュール管理も行うようにしていきましょう。
4-3 注意点3:補助金は実績報告後に支給される
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の3つ目は、補助金は実績報告後に支給されることです。
非常に重要なポイントして、いずれの補助金も、支給されるのは実績報告書を提出した後であることが挙げられます。
申請書に計上した予算は、支給されるまでは自社で賄う必要があるのです。
そのため、予算は事業開始前には準備しておき、事業計画も資金調達が無理のない範囲で行うようにしましょう。
4-4 注意点4:併用が不可のケースもある
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の4つ目は、併用が不可のケースもあることです。
各自治体の補助金の解説でも触れましたが、併用ができない補助金というものがあります。
例えば、小規模事業者持続化補助金と各自治体補助金の併用は基本的に不可能となっているのです。
また、その他の補助金においても併用できないケースがあるため、必ず公募要領などを確認するようにしましょう。
4-5 注意点5:採用サイトは対象外の場合が多い
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の5つ目は、採用サイトは対象外の場合が多いことです。
補助金の対象となるホームページの種類は頻繁に変わりますが、採用サイトは2024年現在対象外となる可能性が高くなっています。
ただし、採用サイトに関しても給付金の申請ができる自治体などもあるため、そちらも併せて確認するようにしましょう。
4-6 注意点6:リニューアルに補助金は使えない
ホームページ作成の補助金・助成金を申請する際の注意点の6つ目は、リニューアルに補助金は使えないことです。
今回例として挙げた補助金は、新しいサービスや商品、会社の立ち上げ時に作成するWEBサイトが対象となるため、リニューアルのみで使用できる可能性は低くなっています。
とはいえ、既存のホームページにEC機能を導入するというようなリニューアルであれば、部分的に対象となる可能性があります。
そのため、自社が行うとしている事業が対象となるのかは、よく確認するようにしましょう。
5章 ホームページ制作ならリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社は、ホームページの製作に力を入れています。
昨今では、お知らせ以外にもブログ機能を持たせたような、集客やブランディングまで視野に入れたホームページが多くなってきています。
リバティ・ベル株式会社では、知識がない方でも更新作業がしやすいように、利便性の向上には特に注意を払い、使いやすさを追求しています。
目的も含めてご相談いただければ、お客様に合ったホームページの種類や構成もご提案させていただきます。
是非、お客様に合った、制作後にお客様自身で運用しやすいホームページを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
その後のご希望により変動する可能性はありますが、お問い合わせからのメールでのお見積もりも無料で承りますので、お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社6章 まとめ
今回は、ホームページ作成における補助金・助成金について説明したうえで、活用できる可能性がある補助金や申請の流れ、申請にあたっての注意点について解説しました。
この記事の要点をまとめると、以下のとおりです。
この記事が、ホームページ作成で補助金はもらえるのかと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。