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起業・独立2024年5月14日
社労士が食えないは嘘?食える社労士になるため必要な能力3つを解説
社労士が本当に食えないのか知りたいと悩んでいませんか?
社労士になっても食えないのでは意味がないため、社労士試験の勉強を続けるべきか不安になりますよね。
社労士は食っていくことができ、その将来性も十分な職業といえます。
なぜなら、令和4年度における社労士の平均年収は780万円程度とされており、サラリーマンの平均年収を上回っているためです。
しかし、社労士が食えないとされる理由には、例えば以下の3つがあります。
中でも、社労士数は毎年500人程度増加しているため、埋もれないようにするには社労士に求められる能力を身に付けておくことが重要です。
実は、社労士は集客が難しいとされているものの、社労士に求められる能力を身に付けておけば、食えなくなるリスクを可能な限り下げることはできるのです。
この記事をとおして、社労士試験を目指している方に、社労士になった後に必要な情報を提供することができれば幸いです。
今回は、社労士が食えないのかについて、その理由を説明したうえで、社労士の将来性と求められる能力について解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、社労士が本当に食えないのかよくわかるはずです。
目次
1章 社労士が食えないとされる理由3つ
社労士が食えないと言われるのには理由があります。
例えば、社労士が食えないとされる理由は以下の3つです。
それでは、これらの理由について順番に説明していきます。
1-1 理由1:社労士数の増加
社労士が食えないとされる理由1つ目は、社労士数の増加です。
社労士数は年間500~1000人程度増加しており、現在では44000人程いるとされています。
具体的な社労士数の推移は以下のとおりです。
※出典:2022年中央経済者‐2022年版社会保険労務士白書
このように、社労士数の増加により社労士間における競争率が高まっています。
その結果、依頼が減少したことで十分に稼げず、食えない状況に陥るおそれがあるとされているのです。
1-2 理由2:資格の知名度が低い
社労士が食えないとされる理由2つ目は、資格の知名度が低いことです。
社労士試験の合格率は1割程度(これを下回る年もあります)とされており、かなり難易度の高い試験です。
しかし、弁護士や司法書士、行政書士といった他の仕業に比べて、社労士という言葉を耳にする機会はそう多くありません。
こうした認識の薄さから、社会的必要性が高い職業にもかかわらず、社労士はあまり重要でないという先入観が生まれてしまいます。
その結果、根拠のない推認過程を経て、社労士は食えないという認識を持たれてしまうのです。
1-3 理由3:AIによる仕事の代替
社労士が食えないとされる理由3つ目は、AIによる仕事の代替です。
近年、AI技術の発展により、社労士の仕事が代替されるのではないかと話題になっています。
社労士の主な業務には、書類作成業務や書類提出の代行等があります。
このように定型的な業務は、AIのように正確性が担保されているものに代替されていく可能性が高いです。
とくに、最近では労務管理等の電子管理化が進んでいるため、AIの導入にも抵抗が少なくなっていくことが予想されます。
そのため、社労士はAIに仕事を奪われ、食っていけなくなると言われてしまうのです。
2章 社労士資格の将来性2つ
社労士資格には将来性があり、今後も十分に食っていけることを期待できます。
例えば、社労士資格には以下の2つのような将来性があります。
それでは、これらの将来性について順番に説明していきます。
2-1 将来性1:社労士需要の増加
社労士資格の将来性1つ目は、社労士需要の増加です。
昨今、長時間労働等が社会問題化し、これを改善するため企業には働き方改革が求められています。
しかし、実際に働き方を変えようにも、知識がなければ適切な改善方法を見出すことはできません。
また、AIは受動的な利用方法が念頭とされており、問題点の特定といったような主導的な役割を果たすことは難しいでしょう。
社労士は、こうした企業の働き方改革において、その知識や経験等からコンサルタントとしての役割を果たすことができます。
そのため、現在では社労士の需要が高まっており、将来的にもコンサルティング業務により食っていけることが期待できます。
2-2 将来性2:マーケティング市場の拡大可能性
社労士資格の将来性2つ目は、マーケティング市場の拡大可能性です。
インターネットが普及した現代では、企業の宣伝等もネット上が1つの主戦場となっています。
しかし、実際に「社労士事務所」と検索してみても、社労士事務所のWEBサイトがヒットする数はそう多くありません。
そのため、必要な知識を押さえておけば、新規参入してもインターネットから集客を図ることが期待できるのです。
3章 食える社労士に必要な能力3つ
社労士数が増加する中で頭角を現すには、必要な能力がいくつかあります。
例えば、食える社労士に必要な能力は以下の3つです。
それでは、これらの能力について順番に説明していきます。
3-1 能力1:ブランディング能力
食える社労士に必要な能力1つ目は、ブランディング能力です。
ブランディングとは、商品やサービスなどの企業価値を認識してもらい、他企業との違いを確立することをいいます。
社労士数の増加に伴い社労士間の競争率が高まり、単に資格を取得しただけでは依頼が来なくなるおそれがあります。
そこで、他の社労士との差別化が重要となり、独自性を出すことが求められます。
例えば、WEBサイト上に取扱分野のほか、社労士としての思いやメッセージなどを記載し、他の社労士と区別を図りやすくすることが考えられます。
3-2 能力2:コミュニケーション能力
食える社労士に必要な能力2つ目は、コミュニケーション能力です。
社労士は、独立・勤務を問わずコミュニケーション能力が重要となります。
なぜなら、開業社労士であれば依頼を受けるために営業を行う必要があるためです。
他方で、勤務社労士であっても、労務管理の相談や指導を行うことになるためです。
また、最近では社労士のコンサルタントとしての需要が高まっているため、依頼者の話しを聞くだけでなく、必要な情報を聞き出すことも求められます。
そのため、食える社労士になるにはコミュニケーション能力が必要となります。
3-3 能力3:知識をアップデートする能力(法改正への対応)
食える社労士に必要な能力3つ目は、知識をアップデートする能力です。
社労士の業務に関係する法律は、労働法を中心として様々なものがあります。
これらの法律は頻繁に改正されやすく、その度に知識をアップデートしなければいけません。
そのため、常に新しい知識を維持できるよう、日々努力することができる能力が求められるのです。
4章 社労士のおすすめブログ3選
社労士が本当に食えないのか判断するにあたって、参考になるブログがあります。
例えば、おすすめのブログを3つ厳選すると以下のとおりです。
それでは順番に説明していきます。
4-1 社労士ケビンの合格独立memoブログ
社労士のおすすめブログ1つ目は、社労士ケビンの合格独立memoブログです。
現役社労士の先生が、現在における社労士の実体を踏まえて検討されており、わかりやすい内容になっています。
また、社労士の資格で食っていくためには何が必要なのか、独立にあたりどうすればいいのかについても読むことができます。
以下のリンクから読むことができます。
社労士ケビンの合格独立開業memoブログ (sr-memo40.com)4-2 川西隆之社労士事務所のブログ
社労士のおすすめブログ2つ目は、川西隆之社労士事務所のブログです。
2020年に開業された先生のブログとなっています。
開業以前から運営されているブログのため、社労士としての心構えなどについても読むことができます。
また、社労士の業務内容などにも触れられているため、参考にしやすいかと思います。
以下のリンクから読むことができます。
川西隆之社労士事務所のブログ (taka-kawanishi.com)4-3 ゆうあい社労士事務所のブログ
社労士のおすすめブログ3つ目は、ゆうあい社労士事務所のブログです。
2023年に開業された先生のブログとなっています。
社労士試験合格前に「社労士は食えない」との情報を目にし、社労士となった後にどのように感じたのかが書かれています。
また、社労士としての働き方改革への向き合い方や検討の仕方などについても読むことができます。
以下のリンクから読むことができます。
社労士は食えない?|ゆうあい社労士事務所のブログ (yuai-sharoshi.jp)5章 社労士が独立する際のWEBサイト制作はリバティ・ベル株式会社にお任せ!
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リバティ・ベル株式会社|料金表6章 まとめ
今回は、社労士が食えないのかについて、その理由を説明したうえで、社労士の将来性と求められる能力について解説しました。
この記事の要点を簡単にまとめると、以下のとおりです。
この記事が、社労士が本当に食えないのか知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。