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起業・独立2024年10月30日
行政書士の即独は困難?いきなり開業(即独立)を成功させるコツ3つ
行政書士として即独(即時独立)することに不安を感じていませんか?
多くの行政書士が事務所に所属して経験を積んでいく一方で、すぐに独立して成功できるのか、不安に思うこともあるでしょう。
行政書士の即独は、決して容易な道ではありません。
即独の理由は様々であり、やむを得ず即独したケースや自らの意志で即独を決断したケースまで、幅広く存在します。
即独に失敗してしまう主な原因としては、「顧客からの依頼や問い合わせが少ない」「案件を受注できない」など、売り上げを思うように上げることができないことが挙げられます。
さらに、「実務経験が不足している」ために案件を適切に処理できない、「ランニングコストが高く、健全な財務体制が維持できない」ことも失敗の一因となるのです。
行政書士が即独を成功させるためには、以下の3つのコツがあります。
即独は難しいとされることが多く、それ自体は事実ですが、十分な準備をしておくことで廃業のリスクを大幅に減らすことができます。
この記事をとおして、即独を考えている行政書士の皆様に、即独に向けて役に立つ情報を提供できれば幸いです。
今回は、行政書士の即独は難しいのかを説明したうえで、いきなり開業(即独立)を成功させるためのコツ3つを解説します。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、行政書士が即独する場合にどうすればいいのか、よく分かるはずです。
目次
1章 行政書士の即独は難しい?
行政書士の即独は、決して容易ではありません。
数年間行政書士の経験を積んで、案件を処理していくスキルを身に着け、人脈を築いた後に独立する場合には、独立後早い段階で事務所を軌道に乗せることができるでしょう。
他方で、即独の場合、事務所を開いてもしばらく顧客が来ないため、業務は営業活動中心となります。
案件を取れるようになっても、それを処理できるだけのスキルも必要になるのです。
そのため、行政書士としていきなり独立して、早い段階で経営を安定させたい場合には、十分な準備をして、適切な計画や戦略を立てていくことが不可欠となります。
2章 行政書士が即独する理由3つ
行政書士が独立する理由は様々です。
やむを得ず即独を選択したケースや、自らの意志で即独を決断したケースまで、幅広く存在します。
例えば、行政書士が即独する理由としては、以下の3つです。
それでは、これらの理由について、順番に解説していきます。
2-1 理由1:希望する事務所に入れなかった
行政書士が即独する理由の1つ目は、希望する事務所に入れなかったためです。
そもそも独立したい地域に希望する事務所がなかったという方もいるかもしれません。
あるいは、入所したい事務所はあったものの、新規の行政書士を募集していなかった場合には、採用してもらえないこともあります。
このように、希望する事務所に入所できなかった場合には、即独を選択することになるのです。
2-2 理由2:入所した事務所に合わなかった
行政書士が即独する理由の2つ目は、入所した事務所に合わなかったためです。
例えば、入所した事務所がブラックであったり、ハラスメントがひどかったり、残業がひどかったりした場合には、早々に退所するという線区をする方もいるでしょう。
また、入所してみたものの自分に合わなかったと感じたり、自分のやりたい仕事をできないと感じたりすることもあるでしょう。
そのような場合には、早々に退所して独立するという選択をすることがあります。
2-3 理由3:社会人経験があった
行政書士が即独する理由の3つ目は、社会人経験があったためです。
社会人経験があった場合には、新人として他事務所に入所しにくいという方もいるでしょう。
また、前職での繋がりも含めて一定の人脈があり、独立してもやっていけるという自信がある方も多いはずです。
このような場合には、行政書士資格を取ってすぐに独立するという選択をする方もいるでしょう。
3章 行政書士が即独で失敗する原因4つ
行政書士が即独で失敗する際には、原因があります。
行政書士という職種自体は独立しても十分食べていくことができるだけのポテンシャルを秘めているため、理由なく失敗してしまうというわけではないのです。
例えば、行政書士が即独で失敗する原因として、以下の4つの原因があります。
それでは、これらの原因について、順番に解説していきます。
3-1 原因1:依頼や問い合わせが少ない
行政書士が即独で失敗する原因の1つ目は、依頼や問い合わせが少ないことです。
行政書士は、独立すれば何もせずともすぐに依頼や問い合わせがくるというわけではありません。
依頼や問い合わせを獲得するためには、正しい方法により営業活動やマーケティングを行うことが必要不可欠なためです。
依頼や問い合わせが来なければ当然売り上げは上がらないため、事務所を維持することができなくなってしまいます。
3-2 原因2:案件を受注できない
行政書士が即独で失敗する原因の2つ目は、案件を受注できないことです。
行政書士も人数が多く競争が激しくなっているため、問い合わせや相談があっても、必ずしも契約につながるというわけではありません。
複数の行政書士事務所に相談をして、相見積もりを取り、比較されているということも多いでしょう。
そのため、事務所の強みを明確にすることができていないと、競争に敗れてしまい、相談があっても案件の受注ができないという状況になってしまうのです。
3-3 原因3:能力や知識が足りていない
行政書士が即独で失敗する原因の3つ目は、能力や知識が足りていないことです。
契約を獲得できたとしても、日々の相談を受ける中で的確な助言や対応をすることができなければ、業務を処理することができません。
次第に顧客からの信頼もなくなっていってしまうことになります。
3-4 原因4:ランニングコストが高い
行政書士が即独で失敗する原因の4つ目は、ランニングコストが高いことです。
ランニングコストが高くなれば、事務所を維持するために必要な売り上げも大きくなります。
例えば、よくあるのが、リスティング広告やポータルサイトなどに毎月高額の広告費を支出しているような場合です。
月に数十万円程度の広告費を支出しているような状態になり、自分でクビを絞めることになってしまっているということも珍しくありません。
ランニングコストが高すぎると、精神的にも追い詰められていくことになってしまいます。
4章 行政書士が即独を成功させる3つのコツ
行政書士が即独を成功させるためには、コツがあります。
即独は難しいとされることが多く、それ自体は事実ですが、十分な準備をしておくことで、廃業のリスクを大幅に減らすことができるのです。
例えば、行政書士が即独を成功させるためのコツとしては、以下の3つがあります。
それでは、これらのコツについて、順番に解説していきます。
4-1 コツ1:顧客を獲得するための手段を事前に確保しておく
行政書士が即独を成功させるコツの1つ目は、顧客を獲得するための手段を事前に確保しておくことです。
まず売り上げをあげる大前提として、顧客から案件の受注をできることが必要となります。
これが、独立した場合に多くの方がぶつかる壁です。
おすすめの方法としては、自分の事務所でWEBサイトを立ち上げて、積極的に情報を発信していくという方法があります。
自分の関心のあるコンテンツを多数アップしていくことで、次第に集客力が蓄積して、経営が安定していくことにつながるのです。
他にも、交流会へ参加したり、セミナーの企画に参加したりして、少しずつ集客の準備をしていきましょう。
4-2 コツ2:信頼できる先輩行政書士との相談ルートを事前に作っておく
行政書士が即独を成功させるコツの2つ目は、信頼できる先輩行政書士との相談ルートを事前に作っておくことです。
行政書士としての仕事をしていると、回答や対応に悩むことも出てくるでしょう。
即独であれば尚更です。
実際に業務をしないと分からない暗黙知とされているノウハウのような部分は、経験がないと身につけることができません。
実際に業務をしていく中で、悩んだ際に相談出来るような関係にある先輩がいるといいでしょう。
4-3 コツ3:必要経費をできる限り抑え、経済的な安定を図る
行政書士が即独を成功させるコツの3つ目は、必要経費をできる限り抑え、経済的な安定を図ることです。
先ほど説明したように、ランニングコストが高まれば、その分必要な毎月の売り上げも増えてしまいます。
逆に言えば、ランニングコストを下げることができれば、売り上げが少ない月があったとしても、事務所を維持することが可能となります。
例えば、事務所については、最初は自宅で改行したり、レンタルオフィスにしたりすることで、0~10万円程度まで抑えることができます。
また、広告費についても、ポータルサイトへの登録費用やリスティング費用を抑えて、自社サイトなどで集客できるだけの準備をしておけば、費用をほぼ0円に抑えることが可能となるのです。
5章 即独行政書士のおすすめブログ(即独行政書士の方の経験談)
即独行政書士のおすすめブログ・経験談としては、「私の独立開業日誌 #行政書士・林 健一」があります。
このブログは、京都で行政書士事務所を開業した林健一さんが、実務経験のない状態で独立開業した後に、実際にぶつかった壁と、その壁を乗り越えた経験を共有する内容です。
即独した結果生じた経験不足による「仕事のやり方が分からない」という大きな壁に対して、橋本さんは「質問力を鍛える」という方法で乗り越えています。
具体的な方法や、やってしまいがちな失敗などについても語られています。
行政書士資格は、業務選択・営業方法などの選択からビジネスプランをしっかり練り上げる事が出来れば、とても有望な「独立開業型」の資格であるとも述べられています。
参考になりますので是非読んでみてください。
6章 行政書士が即独する際のWEBサイト制作はリバティ・ベル株式会社におまかせ!
リバティ・ベル株式会社は、弁護士が代表取締役を務める会社であり、士業の方のWEBサイト制作に力を入れています。
WEB制作業者はたくさんありますが、業者ごとに得意不得意があり、士業の業界に精通している業者はごくわずかです。
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WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
以上のとおり、今回は、行政書士の即独は難しいのかを説明したうえで、いきなり開業(即独立)を成功させるコツ3つを解説しました。
この記事の要点をまとめると、以下のとおりです。
この記事が、行政書士として即独することに悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。