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起業・独立2024年5月14日
独学でも弁護士資格を取得できる?司法試験合格におすすめの勉強法3つ
独学で弁護士になれるか不安に感じていませんか?
司法試験は難関といわれているため、独学で合格できるのか心配になりますよね。
独学による弁護士資格の取得は、難しくはありますが不可能ではありません。
弁護士になるには司法試験に合格する必要があり、司法試験を受験するには予備試験合格または法科大学院を修了しなければいけません。
独学であれば予備試験ルートを選ぶことになりますが、予備試験の令和5年度における合格率は3.6%と非常に低いです。
しかし、予備試験に合格した方の司法試験合格率は9割以上(令和5年度:353人中327人合格)であり、独学で弁護士を目指す場合には予備試験が最も大きな壁となるでしょう。
実は、予備試験の合格は簡単ではありませんが、正しい勉強法を押さえておけば合格の可能性を上げることはできるのです。
私も、学部3年の頃は短答の合格点に遠く及ばず記念受験の様な状況でしたが、3回目で短答を突破することができ、4回目で無事に予備試験に最終合格することができました。
この記事をとおして、独学で弁護士を目指している方に、有益な情報を提供することができれば幸いです。
今回は、独学で弁護士になる方法を説明した上で、おすすめの勉強法とテキストについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、独学でも弁護士になれるのかよくわかるはずです。
目次
1章 独学で弁護士になる方法
弁護士になるには、司法試験に合格して司法修習を修了する必要があります。
そして、司法試験には受験資格があり、受験資格は以下の者に与えられます。
しかし、独学の定義は「一人で勉強する」ことであり、先生に就く法科大学院は選択することができません。
そのため、独学者は必然的に予備試験ルートを選択することになります。
2章 独学で弁護士を目指すメリット3つ
独学はモチベーションの維持が難しいなどデメリットもありますが、独学によることのメリットもあります。
独学で弁護士を目指すメリットは以下の3つです。
それでは、各メリットについて順番に解説していきます。
2-1 メリット1:費用と時間を抑えられる
独学で弁護士を目指すメリット1つ目は、費用と時間を抑えられることです。
法科大学院ルートで受験資格を得る場合、高い学費に加え修了までに最短で2年かかることになります。
しかし、独学であれば教材費と受験費用が主な出費となるため、法科大学院と比較して格段に費用を抑えられることになります。
また、予備試験には受験資格がなく、「いつでも誰でも」受験することができるため、最短1年で合格される方もいらっしゃいます。
そのため、独学で弁護士を目指す場合、費用と時間を抑えられることがメリットとして挙げられます。
2-2 メリット2:自分のペースで勉強できる
独学で弁護士を目指すメリット2つ目は、自分のペースで勉強ができることです。
法科大学院では所定の単位を取得する必要があり、そのために講義を受けなければいけません。
また、修了するには司法試験と関係のない科目を履修しなければならず、自ずと自由な勉強時間は限られてきます。
そのため、自由に使える時間が少なくなり、思い通りに勉強を進められないことがあるのです。
他方で、独学であればこうした時間的制約はなく、自由に勉強することができます。
ただし、独学は周りからの刺激が少ないため、モチベーションを維持しづらいことが難点です。
2-3 メリット3:就活で使える
独学で弁護士を目指すメリット3つ目は、就活で使えることです。
独学で弁護士になる場合、予備試験を合格していることになります。
予備試験の合格率は非常に低く、合格しているだけでも「箔が付く」とされています。
また、弁護士の就活は司法試験後の合格発表前から始まりますが、予備試験合格者は冬季インターンシップの時点(2月頃)で内々定をもらえることもあります。
そのため、独学で予備試験に合格した場合、就活で有利に立ち回りやすくなります。
3章 独学で弁護士は無理?独学者の合格率
独学で弁護士になるのは無理ではありません。
しかし、令和5年度の予備試験合格率は3.6%と非常に低いため、相応の努力が必要になります。
ただし、闇雲に勉強をしても正確な知識が身に付くとは限らず、自分に適した正しい努力の方法を押さえておくことが重要になります。
4章 独学で弁護士になるためにおすすめの勉強法3つ
ここでは、独学で弁護士を目指す方におすすめの勉強法をご紹介していきます。
独学で弁護士になるためにおすすめの勉強法は以下の3つです。
それでは、各勉強法について順番に解説していきます。
4-1 勉強法1:演習
独学で弁護士になるためにおすすめの勉強法1つ目は、演習です。
司法試験では過去問と似たような出題がされることもあり、相対評価である以上はこの部分が解けなければ他の受験生に差をつけられてしまいます。
また、本番では現場思考問題など初見の問題が出てくるため、様々な問題を解いて対応力を身に付けておく必要があります。
そのため、論述式・短答式を問わず、過去問等の演習をとおして理解を深めていくことが重要です。
4-2 勉強法2:暗記
独学で弁護士になるためにおすすめの勉強法2つ目は、暗記です。
司法試験では、「〇〇の反論を踏まえて」「関連する判例を示して」といったように問題を検討する上で必須となる知識が存在します。
また、採点実感等では「用語の定義が不明確」「キーワードを脈絡なく繋いでいるような問題のある答案」と評されており、知識が不十分な答案は評価も低くなりがちです。
そのため、定義や重要論点など問題を検討する上で重要な知識は、理解した上で暗記しておくといいでしょう。
4-3 勉強法3:まとめノートを作る
独学で弁護士になるためにおすすめの勉強法3つ目は、まとめノートを作ることです。
なぜなら、司法試験は出題範囲が広く知識も膨大な量となるので、理解した内容を一元化しておくことが重要になるためです。
例えば、以下の内容を科目毎にまとめておくことが考えられます。
5章 科目別!独学で弁護士を目指す方におすすめのテキスト24選
まず、各科目共通で重要なテキストをご紹介します。
重要な共通テキストは以下の3つです。
それでは、各科目のおすすめテキストを紹介していきます。
5-1 科目1:憲法
憲法のおすすめテキストは以下の3つです。
5-2 科目2:行政法
行政法のおすすめテキストは以下の3つです。
5-3 科目3:民法
民法のおすすめテキストは以下の3です。
5-4 科目4:商法
商法のおすすめテキストは以下の3つです。
5-5 科目5:民事訴訟法
民事訴訟法のおすすめテキストは以下の3つです。
5-6 科目6:刑法
刑法のおすすめテキストは以下の3つです。
5-7 科目7:刑事訴訟法
刑事訴訟法のおすすめテキストは以下の3つです。
6章 弁護士が独立する際のWEBサイト制作は、リバティ・ベル株式会社にお任せ
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WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
今回は、独学で弁護士になる方法を説明した上で、おすすめの勉強法とテキストについて解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。
この記事が、独学でも弁護士になれるのか知りたいと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。