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WEBサイト制作2024年11月20日
オウンドメディアの意味とは?メリットやポイントを分かりやすく解説
オウンドメディアとはどういう意味かと悩んでいませんか?
オウンドメディアと言われても、似たような言葉も数多くあるため分かりづらいですよね。
オウンドメディアとは、企業ブログなどのような、企業が自社で保有するメディアのことを言います。
近年、オウンドメディアは企業のマーケティング戦略でも重要な位置を占めるようになっています。
その理由としては、以下のような目的や役割を担うことができるためです。
このように多くの役割を担うことができますが、ただ闇雲に導入すればいいというわけではありません。
メリットと同時にデメリットもあるため、自社に適しているかどうかを慎重に検討する必要があるためです。
実は、オウンドメディアを導入したものの、成果が出るまでに必要な期間や必要なリソースの把握ができておらず、更新が滞ってしまい、全く成果につながらなかったというケースもあるのです。
この記事をとおして、オウンドメディアの意味やメリット・デメリット、制作時のポイントについて知っていただければ幸いです。
今回は、オウンドメディアの意味を説明したうえで、目的やメリット・デメリット、制作のポイントについて解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます。
この記事を読めば、オウンドメディアの意味についてよく分かるはずです。
目次
1章 オウンドメディアの意味とは?ホームページとの違い
オウンドメディアとは、「企業や個人が自ら所有し管理するメディア」のことを指します。
例えば、企業ホームページ、SNSアカウント、ブログ、コラムなどが挙げられます。
しかし近年では、「オウンドメディア」はブログのような情報発信ができるメディアを意味している場合が多く、マーケティング施策の一つとして運用されることも多くなっています。
本来の意味に含まれるホームページは含まずに言うことが増えており、多くのターゲットに情報提供することを目的とするホームページとは担う役割が変わってきているのです。
具体的には、オウンドメディアは潜在顧客などの特定のターゲットに向けて、情報を発信するという特徴があります。
そのため、ホームページと異なりほぼ必須というわけではなく、担うことができる役割やメリット・デメリットを考慮して必要かを判断していく必要があります。
2章 オウンドメディアが担うことができる目的4つ
オウンドメディアは、ホームページとは目的と役割が違うため、把握しておく必要があります。
オウンドメディアの目的は、具体的には以下の4つです。
それでは、順番に解説していきます。
2-1 目的1:リード獲得(新規顧客獲得)
オウンドメディアが担うことができる目的の1つ目は、リード獲得(新規顧客獲得)です。
昨今はインターネット化が進み、多くの企業が自社のホームページを持っています。
しかし、もともと名前を知られているような有名企業などを除いて、ただホームページがあるだけではインターネットからの新規顧客につなげることはできません。
なぜかというと、自社の会社名などが知られていなければ、そもそもその名前で検索してもらうことすらできないためです。
他方で、オウンドメディアも運用していると話が変わってきます。
オウンドメディアでは、自社のサービスや製品に関係するコンテンツを公開・更新することができます。
そのコンテンツを通して、その分野に興味を持っている顧客が自社のサービスなどに辿り着くことが期待できるのです。
2-2 目的2:見込み客や既存の顧客との関係構築
オウンドメディアが担うことができる目的の2つ目は、見込み客や既存の顧客との関係構築です。
オウンドメディアは、新規顧客獲得だけでなく、見込み客とのコミュニケーションや、既存顧客との関係構築にも活用できます。
例えば、以下のような方法で活用できます。
そこから適切なリンクや誘導を行うことで、顧客が必要としているサービスなどに誘導することもできますし、リピーターに
2-3 目的3:認知拡大(ブランディング)
オウンドメディアが担うことができる目的の3つ目は、認知拡大(ブランディング)です。
オウンドメディアは、認知拡大やブランディングを目的とした施策としても活用できます。
ブランディングとは、具体的には、「〇〇ならこの会社(事務所)」と言ったようなイメージを持ってもらうことです。
例えば、検索を接点と定めて、その領域や問題でユーザーが求める情報を発信し、悩んでいる方が検索した際に最初に目にするようなコンテンツを作成することで認知拡大を狙うことが出来ます。
ターゲットが興味を持ちそうなコンテンツや課題の解決につながるコンテンツを継続的に発信することで、会社名などを知ってもらうきっかけを作ることができるのです。
2-4 目的4:直接的な収益化(マネタイズ)
オウンドメディアが担うことができる目的の4つ目は、直接的な収益化(マネタイズ)です。
広告事業を展開している場合などでは、オウンドメディアを活用することで広告収益につなげることもできます。
例えば、掲載した広告経由で問い合わせや購入などの成果につながった際に報酬が発生するアフィリエイト広告などを活用して収益化を図ることが可能です。
オウンドメディアの運用の仕方によっては、自社事業に加えて、広告による直接的な収益化を行うことで収益を伸ばすこともできるのです。
3章 オウンドメディアを運用することによるメリット5つ
企業などがオウンドメディアを運用することによって、多くのメリットを得ることができます。
具体的には、以下の5つです。
それでは、順番に解説していきます。
3-1 メリット1:発信内容をコントロールできる
オウンドメディアを運用することによるメリットの1つ目は、発信内容をコントロールできることです。
オウンドメディアは自社で運営するメディアであるため、当然、内容は自社で決めることができます。
SNSなども発信のタイミングや発信内容自体は自社で決めることができますが、文字数やフォーマットに制限があります。
しかし、オウンドメディアの場合、発信する情報の量や内容、公開のタイミングなど、全て自由です。
自社で発信内容を完全にコントロールできることは、オウンドメディアならではのメリットと言うことが出来ます。
3-2 メリット2:施策の柔軟性が高まる
オウンドメディアを運用することによるメリットの2つ目は、施策の柔軟性が高まることです。
オウンドメディアは、発信内容を自由に決めることが出来るため、自社の解決したい課題や運用目的に合わせて、自由に内容をカスタマイズすることができます。
そのため、既に解説した、以下の目的を、1つのオウンドメディアで全て行うことも出来るのです。
また、マーケティング以外にも、採用活動を有利に進めるためのコンテンツの配信なども行うことが出来ます。
オウンドメディアは基本的に中・長期的な運用をすることになるため、その時々の状況に合わせて柔軟に施策を実施できることは大きなメリットの1つとなっています。
3-3 メリット3:制作したコンテンツが資産になる
オウンドメディアを運用することによるメリットの3つ目は、制作したコンテンツが資産になることです。
オウンドメディア上で制作したコンテンツは、一度使ったらそれで終わりというわけではありません。
作ったコンテンツは、オウンドメディア内に蓄積されていきます。
良質なコンテンツが蓄積されていけば、そのコンテンツが会社の資産となるのです。
その資産があれば、広告のように費用をかけ続けることなく、新規顧客を獲得し続けることができる可能性もあります。
また、ユーザーの課題や悩みに寄り添ったコンテンツを発信し、蓄積していくことで、自社のサービスや商品の信頼にもつなげることもできるのです。
3-4 メリット4:広告費の削減につながる
オウンドメディアを運用することによるメリットの4つ目は、広告費の削減につながることです。
先程も説明したように、オウンドメディアに良質なコンテンツを蓄積することで、広告なしでも新規顧客を獲得し続けることが出来る可能性があります。
一度オウンドメディアを立ち上げてしまえば、広告費をかけずに情報を発信することができるのです。
成果を挙げられるようになったオウンドメディアでは、キャンペーンの告知や新サービス・新商品の発表なども、広告費をかけずに打ち出すことが出来ます。
オウンドメディアを維持するために維持費や人件費は必要となるものの、広告費と比べると安価であることが多く、費用対効果は抜群です。
3-5 メリット5:顧客とのつながりが強くなる
オウンドメディアを運用することによるメリットの5つ目は、顧客とのつながりが強くなることです。
オウンドメディアがあれば、検索エンジンでの検索やSNSなど、様々な接点に対応することが出来ます。
そのため、今までオフラインや広告でしか集客が行えなかった企業も、オウンドメディアを活用することで顧客との接点を増やすことが出来ます。
また、オウンドメディアはコンテンツの自由度も高いため、以下のような様々な顧客と接点を持つことも出来るのです。
このようなそれぞれのフェーズに分けてコンテンツを発信することで、継続的に自社の情報に触れてもらうことが出来、サービスの継続的な利用を見込むことが出来ます。
加えて、有益な情報を提供する質の高い多くのコンテンツの存在や接触回数の増加は、企業に対する信頼感の向上にもつながります。
4章 オウンドメディアを運用することによるデメリット3つ
ここまでオウンドメディアのメリットを紹介してきましたが、オウンドメディアにはデメリットもあります。
そのため、メリットとデメリットを比較して、自社に必要かどうかを判断していくことが非常に重要になります。
具体的には、以下のようなデメリットがあります。
それでは、順番に解説していきます。
4-1 デメリット1:初期費用が生じやすい
オウンドメディアを運用することによるデメリットの1つ目は、初期費用が生じやすいことです。
オウンドメディアは、自社内に制作できる人材がいない場合、外部に依頼して制作することになります。
そうなってしまうと、どうしても費用が必要となってしまうのです。
安価で引き受けてくれる業者もありますが、テンプレートの使用のような安価に抑えるための工夫をしている場合が多いため、求める条件と合致するのか注意深く確認する必要があります。
また、立ち上げ後も維持費が必要になるため、導入・運用することで費用面に問題が生じないかはあらかじめ考えておくようにしましょう。
オウンドメディアの立ち上げ・運用費用に関しては、以下の記事で解説しています。
4-2 デメリット2:効果が出るまで時間がかかる
オウンドメディアを運用することによるデメリットの2つ目は、効果が出るまで時間がかかることです。
オウンドメディアは、成果が出るまでに非常に時間がかかるものです。
数日、数か月で効果が出るようなものではなく、年単位で少しずつ成長させていく必要があります。
短期的な成果を期待して諦めてしまったり、見通しが甘く運用計画が頓挫したりすると、そのままオウンドメディア自体の運営の停止という結果にもつながってしまいます。
そのため、オウンドメディアは中・長期的な視点で見ていかなければいけないものであるという認識を持ち、根気よく運営を続け、改善を繰り返していくことが重要です。
4-3 デメリット3:運用に手間がかかる
オウンドメディアを運用することによるデメリットの3つ目は、運用に手間がかかることです。
オウンドメディアの運用には、時間や人員などの多くのリソースが必要になります。
オウンドメディアの運用と一言にいっても、その内容は記事制作やアップロード作業、その他マルチメディアコンテンツの制作・運用など、多くの作業が必要になるためです。
そのため、運用するための人員か、外部委託するための費用の確保しなければならない点に注意する必要があります。
5章 オウンドメディア制作・運用のポイント5つ
メリットとデメリットを踏まえたうえでオウンドメディアを制作・運用することが決まったとしても、それで終わりではありません。
オウンドメディアは、制作するうえでも多くのポイントがあります。
具体的には、以下の5つです。
それでは、順番に解説していきます。
5-1 ポイント1:目的を明確にする
オウンドメディア制作・運用のポイントの1つ目は、目的を明確にすることです。
オウンドメディアを制作・運用することで何を目指すのか、どのような結果を求めているのかという目的を明確にしましょう。
オウンドメディアは、目的によって運用方法が大きく異なるためです。
例えば、「○○という強みがある」というブランディングをしたいといったものや、「お問い合わせを獲得したい」といったような目的が挙げられます。
目的を明確化することで、オウンドメディア自体の構成や提供するコンテンツの統一感につながるため、戦略を立てやすくなります。
加えて、オウンドメディアはすぐに成果が出るものではなく、試行錯誤と改善を繰り返していく必要があるものです。
求める目的によって必要なアプローチが変わりますし、目標がはっきりしていないと試行錯誤の段階でブレてしまう可能性があります。
そのため、オウンドメディア構築の段階から、目標達成までの道筋を考えつつ行っていくことが重要です。
5-2 ポイント2:ペルソナを明確にし、定期的にアップデートする
オウンドメディア制作・運用のポイントの2つ目は、ペルソナを明確にし、定期的にアップデートすることです。
ペルソナとは、見てもらいたいターゲット層に、さらに詳細な設定を付け加えた人物像のことです。
例えば、見てもらいたいターゲット層が30代男性だとして、以下のような条件を付け加えていきます。
このように、ターゲット層だけでなく、さらに詳細な情報を付加した人物像のことを、ペルソナと言います。
ペルソナを決めることで発信すべき読み手が明確になるため、コンテンツの内容に一貫性ができます。
とはいえ、ペルソナは一度決めればそれで終わりでいいというものではなく、世間の状況などに合わせて定期的にアップデートする必要があります。
その時々の状況で、情報を集めようとするユーザー層も、ユーザーが求める情報も、届けるべき情報も変わってしまうため、定期的にペルソナをアップデートする必要があるのです。
5-3 ポイント3:目的に合った集客方法にする
オウンドメディア制作・運用のポイントの3つ目は、目的に合った集客方法にすることです。
オウンドメディアで集客する方法は数多くありますが、その目的に合った方法を選択する必要があります。
例えば、弁護士が運用するオウンドメディアからの相談を増やしたいと考えていた場合、SEO対策(検索エンジン最適化)がマッチします。
この場合、深刻な悩みを持つ方を対象としているため、自らの状況に合わせた本格的な情報収集をしている方が検索によってコンテンツを目にしやすくなるためです。
他方で、美容のサービスや商品などの宣伝・集客をしたい場合、SNS運用での集客がマッチします。
SNSはトレンドに敏感な若者が使用していることが多いため、美容のサービス・商品の対象となりやすい若者が目にしやすくなるためです。
このように、目的にはそれぞれに適した集客があります。
そのため、自社の目的に合った集客方法を考えるようにしましょう。
5-4 ポイント4:コンテンツの質を重視する
オウンドメディア制作・運用のポイントの4つ目は、コンテンツの質を重視することです。
オウンドメディアは、良質なコンテンツを定期的に公開していくことが重要です。
良質なコンテンツとは、ユーザーにとって有益であるという意味を指しており、以下のようなものが挙げられます。
極端な例を挙げると、毎日数個の内容の薄い記事を配信する場合でも、非常に内容の濃い良質な記事を年に1回配信する場合でも、継続的に人を集めることができないのです。
継続的に成果を出すためには、質を落とさずに可能な範囲で、できるだけ高頻度でコンテンツを更新し続ける必要があります。
5-5 ポイント5:効果は中・長期的に計測する
オウンドメディア制作・運用のポイントの5つ目は、効果は中・長期的に計測することです。
先ほど解説した通り、オウンドメディアは短期的に効果が出るものではありません。
根気よく継続的にコンテンツを発信していくことで、少しずつ評価されていきます。
そのため、始めてから数週間~数か月で効果が出ないと諦めてしまうのではなく、年単位の中・長期的な視点で効果を見ていくようにしましょう。
6章 オウンドメディア制作はリバティ・ベル株式会社!
リバティ・ベル株式会社は、オウンドメディアを含めたホームページの製作に力を入れています。
リバティ・ベル株式会社では、オウンドメディアの運営について圧倒的な経験とノウハウを確立しています。
知識がない方でも更新作業やSEO対策がしやすいように、利便性の向上に関しては特に注意を払い、使いやすさを追求するように心がけています。
是非、制作後にお客様自身で運用しやすいオウンドメディアを制作させていただければ幸いです。
まずはオンライン(ZOOM)にて簡単にご要望をお伺いさせていただき、適切なサービスをご提案させていただきます。
お見積もりも無料で承りますので、お気軽にお問合せください。
料金表については、以下のページから確認いただくことができます。
WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
今回は、オウンドメディアの意味を説明したうえで、目的やメリット・デメリット、制作のポイントについて解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると、以下のとおりです。
この記事が、オウンドメディアとはどういう意味かと悩んでいる方の助けになれば幸いです。
以下の記事も参考になるはずですので、読んでみてください。