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起業・独立2024年5月14日
社会人から弁護士になるには?働きながら合格するまでの最短ルート2つ
社会人から弁護士になるにはどんな道があるのか知りたいと悩んでいませんか?
勉強時間の確保が難しいから、社会人だと合格できないのではないか不安になりますよね。
社会人が弁護士になるには、司法試験に合格し司法修習を修了する必要があります。
司法試験には受験資格があり、受験資格を得るために以下の2つのルートがあります。
各ルートのメリットデメリットを簡単にまとめると以下のとおりです。
各ルートは択一的な関係に立つわけではなく、両方を選択することもできます。
例えば、法科大学院に通いながら予備試験の合格を目指すといったこともでき、実際、在学中に予備試験を受験している法科大学院生は多いです。
しかし、社会人受験生の方は時間的余裕が少なく、どちらかに絞って決めるのが望ましいでしょう。
実は、令和5年度の司法試験では、働きながら予備試験ルートで合格している方が80人もおり、社会人でも合格することができるとされています。
出典:法務省‐令和5年司法試験法科大学院別合格者等この記事をとおして、社会人から弁護士になる方法を知っていただければと思います。
今回は、社会人が弁護士になるためのルートを説明した上で、どちらのルートを選択すべきなのか解説していきます。
具体的には、以下の流れで解説していきます
この記事を読めば、社会人が弁護士になるにはどんな道があるのかよくわかるはずです。
目次
1章 社会人から弁護士になるには?
社会人から弁護士になるには、司法試験に合格し、司法修習を修了しなければなりません。
しかし、司法試験を受験するには受験資格が必要になります。
司法試験の受験資格を得るには、以下の2つのルートがあります。
そのため、社会人から弁護士になるには、まず受験資格の取得を目指すことになります。
2章 社会人が弁護士になるためのルート2つ
社会人が弁護士になるには、複数の選択肢がありそれぞれ特徴があります。
社会人が受験資格を取得し、弁護士になるためのルートは以下の2つです。
それでは、各ルートについて順番に解説していきます。
2-1 ルート1:予備試験
社会人が弁護士になるためのルート1つ目は、予備試験です。
予備試験に受験資格等はなく、いつでも誰でも受験することができます。
予備試験に合格すると、合格発表の日後の最初の4月1日から5年を経過するまでの間、司法試験を受験することができます。
そのため、最短でいけば3年程度で弁護士になることができます。
しかし、予備試験の合格率は低く令和5年度では3.6%とされています。
難易度が高い分、予備試験合格者の司法試験合格率は非常に高く、令和5年度の司法試験では353人中327人が合格しています。
そのため、司法試験合格を目標とするなら、予備試験に挑戦してみる価値はあるでしょう。
2-1 ルート2:法科大学院
社会人が弁護士になるためのルート2つ目は、法科大学院です。
法科大学院に入学するには、入学試験に合格する必要があります。
入学試験には受験資格があり、法科大学院によって異なる場合もありますが、例えば以下の4つがあります。
法科大学院に入学する場合、既修コースと未修コースで修了までの期間が異なります。
また、法科大学院では令和5年度から在学中受験の制度が導入され、所定の要件を満たせば在学中に司法試験を受験することができます。
参考:法務省‐在学中受験資格に関するQ&Aそのため、法科大学院を修了又は所定の要件を満たせば、司法試験の受験資格を得ることができます。
ただし、中には進級・修了要件が厳しい法科大学院もあるため、法科大学院の選択は慎重に行う必要があります。
3章 社会人から弁護士になるにはどちらの道を選択すべき?
社会人から弁護士になるには2つの道があり、それぞれにメリットとデメリットの両方があります。
そのため、いずれを選択するかはメリットに魅力を感じるか、デメリットを許容できるかといった点が重要になります。
例えば、各ルートのメリット等は以下のとおりです。
予備試験ルートでは、費用や時間を少なく抑えられる反面、合格率が低く受験資格を得られないというリスクがあります。
しかし、予備試験合格は「箔が付く」とされており、司法試験後の就活で有利に立ちやすくなります。
他方で、法科大学院ルートの最も大きな利点は人との繋がりを作りやすいことでしょう。
司法試験は独学での合格が難しいとされており、受験生同士の意見交換や自主ゼミ活動は、理解を深める上で非常に有意義です。
しかし、この点は予備試験ルートでも予備校の答練等を通じて、ある程度補うことができます。
また、社会人の場合、たとえ夜間の法科大学院であっても仕事と両立させることは難しいことが多いです。
そのため、どちらかを選択しなければいけないのであれば、予備試験ルートの選択をおすすめします。
4章 社会人から弁護士になられた方の体験談2つ
ここでは、社会人から弁護士になられた方の体験談を紹介していきます。
社会人から弁護士になった方の体験談は以下の2つです。
それでは、各体験談について順番に解説していきます。
4-1 体験談1:仕事を辞め法科大学院に入学し弁護士になった例
新卒で会社の経営企画部に配属されたYさんは、専門性のない自分に限界を感じたことをきっかけに法曹への道を志しています。
仕事を辞め法科大学院に進学したものの、初学者であることや経済的余裕がなかったため、一度は法科大学院への進学を後悔したそうです。
しかし、社会人としての経験から、費用対効果の高い部分に注力・事案分析力等の司法試験に効果的な能力を身に付けていたことから、無事に司法試験に合格したそうです。
今では、企業内弁護士として自信をもって会社の業務に従事しているとのこと。
参考:弁護士になろう 8人のチャレンジ 社会人編4-2 体験談2:働きながら法科大学院(夜間)に入学し弁護士になった例
大学を卒業して銀行の法務部に配属されたSさんは、不動産信託業務に携わったことから法律へ興味を持ち弁護士を志しています。
法科大学院(夜間)に進学後は、定時後の残業に配慮してもらい、平日は18時20分~21時まで、土曜日は10時頃~18時頃まで授業を受けていたそうです。
自習については、月曜日の勤務後、火曜~金曜の授業後、土日の空き時間に行い、睡眠時間の6時間は確保していたそうです。
今では、司法試験に合格し、法律事務所への出向経験を活かして銀行での業務に取り組んでいるとのこと。
参考:弁護士になろう 8人のチャレンジ 社会人編5章 弁護士を目指す社会人によくある質問2つ
Q1.高卒の社会人でも弁護士になれる?
A.高卒の社会人でも弁護士になることができます。なぜなら、予備試験は、いつでも誰でも受験することができるためです。そのため、高卒の社会人に限らず、予備試験に合格すれば誰でも司法試験の受験資格を得ることができ、弁護士になる機会があるのです。
Q2.高齢の社会人でも弁護士になれる?
A.高齢の社会人でも弁護士になることができます。なぜなら、予備試験が受験できるのは勿論のこと、大学を卒業していれば法科大学院に入学でき、受験資格を得られる可能性があるためです。実際、司法試験における受験者の最高年齢は68歳とされています(参考:法務省‐令和5年司法試験の採点結果)。
6章 弁護士が独立する際のWEBサイト制作は、リバティ・ベル株式会社にお任せ
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WEBサイト制作料金表|リバティ・ベル株式会社7章 まとめ
以上のとおり、今回は、社会人が弁護士になるためのルートを説明した上で、どちらのルートを選択すべきなのか解説しました。
この記事の要点を簡単に整理すると以下のとおりです。
以下の記事も参考になるはずですので読んでみてください。